この夜に……闇に終わりなどあるのだろうか。長く、光など自分には見えない。目を開けば闇。閉じても真っ黒な闇が広がるばかり。 足掻き、足掻き、そして光を探して。一瞬の光なんていくらでも見つけることができた。でも本当に求めているのは一瞬なんかじゃない。ずっと、一生の光なのだ。 なかなかそれは見つからない。果たしてそれを見つけることは、自分には可能なのだろうか。 嗚呼、また夜やみがくる。