二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN 【百合の花の咲く頃に 編】 ( No.2 )
日時: 2010/01/26 22:28
名前: 粉雪百合 (ID: LmekyLqy)

   一話
    『はじまり』


 並盛中学校

 この物語はこの場所で幕を開けた

 俺は、この日も普通にここに来ていた

獄「おはよーございます!十代目!!」

ツ「お、おはよう^^」

 俺が ぐたっ と机に突っ伏していると、突然、後ろから獄寺君の声がした

山「?ツナ、どうしたんだ?」

ツ「えっと、玲、かな?」

 玲というのは ボンゴレの専属のヒットマンだ

獄「あいつが、どうかしたんっスか?」

ツ「んー。ほら、前の事件覚えてる?」

山「?どれのことだ?」

 最近って、事件多かったんだっけ
 と、ツナは思わず苦笑いを浮かべた

ツ「ほら、玲と時雨さんの姉弟ゲンカ」

 あぁ。 と二人は納得したようにうなずく

 玲には時雨という義姉がいた
 普段、滅多にケンカなどしないのだが、その分、ケンカを始めてしまうと
とてつもなくなってしまう

ツ「はぁ・・・二人も巻き込まれたのに、よく、元気でいられるよね」

山「んー?体は丈夫な方だからな」

 タフなだけじゃ無いだろうか

先「ほぉら!!席に着けよ!」

 突然の先生の声に、ツナ達も慌てて席に着く

先「またまただが、今日は転校生がいる。
  ちょっと事情があって、懐かしい名前だが・・・。
  とりあえず、入って」

    ガラガラガラッ

 思ったより勢いよく開けられた戸の向こうから、人影が現れる

ツ「・・・!?」

獄「!!」

山「?」

 それぞれの反応を示した先にいたのは、見覚えのあるような少女

 ただ、その少女はとてつもなく個性的だった
 クリーム色の地の上に赤でチェック模様の描かれたローブを羽織り、少女らしくない くしゃっ とした髪をしていた
 そして、なにより驚いたのはその顔立ち ——

?「初めまして。雪柳、雪柳 百合です」

 先ほどまで話しの中心にいた玲と、その話しをしていたツナに —— そっくりだった