二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: RUCKY☆彡【REBORN!】 ( No.66 )
日時: 2010/03/01 20:20
名前: 璃亜 (ID: zWNcrB5L)

*標的6*【夢の中で】

気づいたら、真っ白で何もない広い世界に

私は立っていた。

あぁ…きっとこれは夢だな…
なんとなく、そう感じて目が覚めるのを待った。

さっきのお母さんは私をかばって死んだって話。正直ショックだった。

小学3年生の頃。突然母は家を出て行った。
その日のことは今でも鮮明に覚えている。
その後の生活は家事・仕事、と父が全部やってくれた。

その無理があってか、3年後に亡くなってしまった。

それからだ、私が母を憎むようになったのは…。

でも…、私が母を憎む資格なんか、無かったんだ。





お母さんごめん…






本当に…ごめんなさい。






「ぅ…っ、ひっ………く____っ」





「そんなに泣かなくてもいいのよ」

ふと、懐かしい声がした。

ずっと、私が求め続けてきた声。

「おかぁさん…………………………っ!!」

あぁ…きっと、私はお母さんに会いたかったんだな。

「ごめんね、あなたを独りにするつもりはなかったの…ただ…」

「分かってる。聞いたよ、ツナから」

「そう…、あのね未歩「ごめんなさいっ」?」

「謝りたかったんだ。お母さんに、
 本当に今まで誤解しててゴメン…。」

すると、お母さんは優しく笑って私を抱きしめた。

「…お母さんの方こそごめんね。本当に。

        それから、ひとつお願いがあるの。」

「?」

「un hioreファミリーのことなんだけど、このファミリーのボスをあなたに受け継いでほしいの」

「へ!?」

「あなたが…ボスにならなければ…〝あの子たち"は、また人を信じることができなくなってしまうわ。」

「あの子たち?」

「あなたがボスになれば分かるわ…
          とってもいい子たちよ(ニコ」

「そうなんだー…。」

「ね?お願い!(キラキラ」

う”、期待の目だ—!
こーいうとこウザイんだよねぇ♪(黒

「しょーがないな…ま、良い子達ならいっか」

「ありがとう!
 あら、ツナ君が心配してるようね。そろそろ起きないとね。」

「∑え!?お母さん現実の世界が見えてるの!?」

「うん、そうだけど?」

あー、ウザイ!サラっというとことか。

ま、いっか。

「ボソ)ツナ君はいい子よ。早くとっちゃえば?」

何を言うんだこのババアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

「じゃーね♪
 あ、さっきの詳細はツナ君から聞いて。」

そう言って、お母さんはどこかへ消えていった…。

うー…なんかまた眠く____________



***



「ぉ…ぃ、み…


          おい未歩!!」

「んあ?」

「起きんのが遅いんだよ。」

悪の大魔王の顔がどアップ—♪

「…ったく、どんだけ寝てンだよお前。心配かけ避けんなよな。」

「今何時?」

「夜中の2時。俺がどれだけ看病してあげたと思ってんの(黒笑」

「約5時間☆」

「ふざけんな。殺すぞ」

「それよりね!さっきお母さんに会って、私がボスになれって言われてうんって言ってきた。」

「うん、そーかそーか。話がいきなりすぎて意味分かんねえよ」

「ま、そういうことだから。
 あ、そーだ。お母さんから詳しいことはツナから聞いてって言われたんだけど…」

「あぁ、そういうことか。
 ま、最初にお前と守護者を会わせた方がいいかもな」

「え!?守護者!?」

「うん。じゃあ、明後日にでも連れてくるよ。明日は俺の守護者に会わせないといけないからな。」

「ツナにも守護者っているんだ…あのツナにも」

「何か言った?(黒笑」

「イエナニモ☆」

「じゃ、もう寝とけよ?」

そう言ってツナは部屋を出て行った。

「ハァ)未歩のお母さん…さきに〝協力してもらいたいこと"言ってたのかよ…」

未歩の部屋の前で、ツナがそう呟いていたのを未歩は知らない。