二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: RUCKY☆彡【REBORN!】 ( No.135 )
日時: 2010/03/16 21:02
名前: 璃亜 (ID: FQzo10Uq)

*12話*【次は聖子ちゃん】

気が付いたら、私は涙を流していた。

でも笑ってた。変だよね?泣き笑いっていうのかな?こういうの。

やっとのことで声を出した

「あはは…ありがとね!忍くん!!
 そっかー…そんな辛い過去があったなんて知らなかったな。
 ごめんね…」

「いえ…」

すると、また
忍くんが一瞬顔をしかめた。

その顔が…すごく悲しそうで

苦しそうで。

思わず、勝手に体が動いてしまった。

〝フワッ"

「!?」

忍くんが少し驚いたような顔をしていた。

自分でも驚いてる。
だって、忍くんを抱きしめてしまったから。

「大丈夫だよ…これからは私がお母さんの代わりになるから」

そっと忍くんをはなすと、私は言った。

なぜだか分からないけど…今は
この言葉が一番いいと思ったから。

『ドォン!!』

その時、急に爆発音がした。

そして、私に誰かが向かってくる気配がしたかと思うと武器が飛んできた。

「きゃ…」

『ガキィッ』

目を開けると、そこには霧の死ぬ気の炎を纏った大きな鎌でかばった蛍君の姿があった。

「蛍君!!」

「あれ?なんか楽しいことになってるじゃン♪
 私も混ぜて…よッ!」

「宇宙ちゃん!?」

あれ…なんか宇宙ちゃんいつの間にか戻ってきてるし。
早いなー…

って!何これ!!皆戦ってるんですけど!?
もしかして、コレ敵!??

「はー…、今頃気づいたの?バカ。」

∑カチンっ!

読心術を使うなァ!!今!この馬鹿ツナ…

「何か言ったかなァ?未歩チャン??」

「いーっえ!」

「クス…ボス。沢田さんと喧嘩するのもいいですけど、今は聖子を戻すことが先決。
 聖子はきっと—の所にいると思うからいってあげて。」

「!!分かった。じゃあココは宜しくね!」

「うん」

「りょうかーっい♪」

「はい」

「おう」

「分かった」

「未歩!」

何だよツナ…こんなときに。

「何ソレ…せっかく俺が心配してやってんのに。
 まぁいいや。気をつけろよ!!」

「…!!うん」

『バタン!』

聖子ちゃん…きっと
         あそこにいますように———————。