二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: RUCKY☆彡【REBORN!】 ( No.136 )
日時: 2010/03/16 22:06
名前: 璃亜 (ID: FQzo10Uq)

*標的13*【和解??】

「みーっつけた!!」

「!!」

凄い勢いで振り返った聖子ちゃん。

私が来た場所は広い庭の端の方。
蛍君が言うには、聖子ちゃんは端ッこの方によく一人でいるらしい。

で、ずっと端を探してたの。

そしたら本当にいたんだもん。びっくりした;

「何…しに来たの」

「うん。さっきは何か…ごめんね。」

「!何で謝るの?別にあなたは悪いことしてないわ」

意外な言葉にびっくりする私。

…いや、ここは、ポーカーフェイス。(何故

「あのさ…ツナから聞いたんだけど。
 聖子ちゃんは留学してきたんだってね。」

「そうだけど…何?
 もしかして、私が虐められてたって知ってるの?」

「いや…そこまでは知らないんだけど」

すると、聖子ちゃんはしまったって顔してた。

口滑らしちゃったからねーアハハ。

「そっか、辛かったね。
 でもさ、今はどう?皆面白いから楽しいかな?」

「…」

聖子ちゃんは口を固く閉ざしながら私の方を見つめ、
言った。

「あなた…ボスと似てるわね。」

「え?私が。」

「ええ…前を向いて生きようとする言い方・言葉。

 さっきは失礼しました。」

「ええ?!」

なんか聖子ちゃん敬語使ってる!!

「これから宜しく…〝未歩"。
 いえ、〝ボス"。
 
 それから、私のことは聖子で良いわ。」

にっこりと優しい笑顔で聖子ちゃんは言った。

ドキッ///

不覚にも同性である私も、
いきなりの聖子ちゃんの笑顔にはときめいてしまった。

って…こんなことしてる場合じゃない!!

今は早くみんなの所に行かなくちゃ!!

私は聖子に、今までのことを話した。

「じゃあ、行こう聖子ちゃん!!」

「…だから、聖子で良いわ。ボス。」

「あ、聖子!!早く行こう!!
 それから、私もボスって言うの慣れないから未歩でいい!!」

そう言って聖子の腕を引っ張って猛ダッシュで皆の所へと向かった。

「ありがとう…〝未歩"。」

そう、聖子が優しく呟いていたのは
           私の耳には届かなかった。