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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: RUCKY☆彡【REBORN!】 ( No.210 )
- 日時: 2010/03/25 10:53
- 名前: 璃亜 (ID: hF19FRKd)
*標的25*【雨の守護者の対決】
—聖子vs山本。
「…なぁ?」
「…何よ?」
「この戦い…止めないか?」
「嫌よ」
一見、穏やかそうに見えるこの会話。
だが、本当は聖子がかなり長刀で攻撃している…。
“聖子”だけが。
そう———
山本も獄寺と同じく、この戦いが無意味だということに気が付いていたのだ。
ツナとは長い付き合いだったわけで—…
考えていることくらいは、山本には分かっている。
「…ねぇ。あなたも早く攻撃したら?
イラつくのよ。その余裕ぶり……っ」
『キィィィィィィィィィィィィィィィン』
刀と刀のぶつかり合いの音が響く…
「時雨蒼燕流…攻式五の型
“五月雨”」
「ぐっっ…」
あっさり当たってしまった聖子。
それも仕方ない…なぜなら、
聖子が受けた五月雨は前の山本が持っていたものより断然格が上がっているからだ。
「くそ…やはり、本気の山本にはかなわないか…。」
「え?さっきの方は手加減した方だぜ??」
…山本は天然なわけであっさり痛いとこを言っちゃいます。
「だから…ほら、終わりにしようぜ。
俺たちは…どうせ戦っても意味ないんだ。
このままじゃ未歩の為にもならない—。」
「!!…あなたにはすべてお見通しなのね。」
「いや?何かそういう風に見えただけっつー話しだしな!!ハハッ」
「(驚いたわ…天然なのに意外と鋭いところがあるのね)」
一瞬だけ、戸惑ったようだが…山本の言うことが間違っていないと思い直し聖子は言った。
「しょうがないわね…確かにこんな闘い無意味だな。
私たちはボスたちの行く末を静かに見守っているとしましょう。」
「いい奴だな!!お前!!!」
バシバシと容赦なく聖子の肩を叩く山本。
でも聖子はそんな山本と戦わないことに少しだけ安心感を抱いていた…
—聖子vs山本
こちらもあまり怪我せず戦闘終了。
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