PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: RUCKY☆彡【REBORN!】 ( No.283 )
- 日時: 2010/03/31 21:21
- 名前: 璃亜 (ID: hF19FRKd)
*標的42*【突然のライバル】
『仲月未歩さん。少しお話があります。』
その時、本当は山本を追いかけなくちゃいけなかったのだが、
その時はなぜか、その不思議な美少女について行かなければいけない気がして
仕方なくついて行くことになってしまった。
「ここらへんで良いでしょう。」
歩いて数分。着いたのは裏庭。
何気なく美少女の顔を見つめてしまう私。
彼女はあまり知らない。というか見かけと事の無い顔だ。
まぁ、当たり前か。転校してきたばっかだし。
「単刀直入に言います。
あなたは…先ほど山本武に何か特別な感情を持っていますか?」
「…!」
「当たりですね。じゃあ…
もう山本武には近づかないでください。」
「へ?何で!?」
「当たり前でしょう。ライバルを好きな人の近くに置いておくことが許せないんです。
特に…あなたの様な。
振り回して、困らせるような人は。」
「!!…っ」
「分かりましたか?では話しはそれだけです。」
そういうと、謎の美少女は去って行った。
「あ、言い忘れてました。」
と、ピタッと急に止まって私の方へ振り返った。
「私の名前は黒麓 堂夢です。宜しく」
そして、またどこかへ消えていった。
あの人の言ったことは間違ってはいない。
私は、山本の隣にいることなんて許されないんだ。
大好きな…大切な人を傷つけてしまったのだから。
ああ…私は何でこんなにも人を傷つけてしまうのだろう?
神様。
何で私ばかりをこんなにも苦しめるのですか?
何で私はこんなにも
無力なのですか——————??
こんな思いをするなら、もう私は人を好きになんてならない。
絶対。
微かに、自分の心が壊れる音がした。
それと同時に
一筋の涙が、頬を伝って
地面に落ちた…
PR