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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】闇と、 ( No.4 )
- 日時: 2010/02/05 14:27
- 名前: 璃亞 ◆CqIRXYkxeA (ID: xAPqAgFX)
-02
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……、暑い。
初めて江戸に連れてこられたときの江戸に対しての第一印象だ。
晴れの日は何時も昼は陽が、夜は月が空を照らしている。
自分の故郷の星を思うと、此処は自分達の一族には適してない土地だと思った。
————けど、此処で暮らすと自分で決めたんだ。
両親を殺した奴らに媚び諂い生き、其の時が来れば両親の敵を討つために……。
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彼女が陽を避けながらボーっと歩きながらうわ言の様に思いながら歩いていると、
急に車のクラクションが耳に飛び込んできた。
「お〜い、そこの日傘の女ぁ!!危ねぇぞ〜????」
瞳孔の開ききった目で彼女を見ながら言う男。
そう言うと同時くらいに頭に鈍い音が走った。
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音と共に崩れ落ちる彼女を見て、車に乗ってた男が加えてた煙草を地面に落とした。
「あ〜ぁ……何やってんですかぃ、土方。ちゃんと前見て運転しやがれってんだ」
助手席に座っていた、運転してた男よりも若い青年が車から降りながら他人事のように男に話しかける。
「おっおぉぉおおおおお落ち着けぇ〜……と、取り合えずだな、た、タイムマシンを……」
『土方』と呼ばれた男が車のしたに潜り込みガタガタ震えながら言う。
「土方さん、先ずはアンタが落ち着きなせぇ」
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そんな気ままな言葉を行き交わしていると、
引かれた死体が動き出した。
「俺なら、平気だ」
土方と若い男は絶句した。
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