二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師×銀魂 ( No.39 )
日時: 2010/05/02 17:34
名前: 紅欄 ◆pDjQy.lcok (ID: BJQqA4RR)

あげます^^










邪教の街(2)

「エルリック兄弟?」「聞いたことあるぞ!確か兄の方が国家錬金術師で二つ名が……」
「鋼の錬金術師!」そう言い、街の者と店主は大きな鎧の方へ駆け寄った。
「こんなでかい体だから二つ名が『鋼』なのか!?」などと言っている。
鎧は、「えっと、僕じゃなくて……」と、困ったように言った。 
「へ?あっちのちっこいの?」そう街の誰かが言ったとき、ブチッと何かが切れるような音がした。すると、金髪の少年が「誰が豆粒ドちびかーっ!!」と叫びながら、テーブルをひっくり返した。
すると、金髪碧眼の少年が、暴れている金髪の少年のお下げをつかみ、低い声で言った。
「暴れんじゃねーよ。ちびちび言われる方が悪いっての」
「うるせー!」
「まだちびじゃねーって言い張るのか?じゃあ聞くけど、なんで同い年のあたしの方が背、大きいの?なんでいっこ下の弟の方がものっそい大きいの?」
「やめてー。わかったから、わかったからその手、離して、マジで。痛いから。お願いしますウィンリ様」
「ウィンリって……。あのウィンリ・ファントムハイヴ?」街の者が言う。
「そうだけど…それがどうかした?」
「すっげー!本物だ!」「女なのか?男だとずっと思ってたよ」街の者がいろんなことを言ってくる。
「あのさ、この放送、何?」ウィンリは、さっきから聞こうと思っていたことを言った。
「レト教を知らんのかい?」店主が言う。
「聞いたことはある」ウィンリは冷静に言った。
「なら話が早い。この放送は、太陽神レトの代理人、コーネロ様が行っているんだよ」
「生きる者には永遠を、死せる者には復活を与えてくださるんだよ」
「死せる者には復活を、ねえ。うさんくせえや」金髪の少年、元い鋼の錬金術師エドワード・エルリックが言った。
「神殿、あるだろ。どこにある?」ウィンリが聞いた。
「ああ、ちょうど、集会をやる前だから、人がたくさんいるから、わかりやすいよ。にぎやかな所を探せばいい」
「そうか。ありがとう。ほら、ちび、アル、いくぞ」ウィンリはそういい残して、何か音のする方へ走っていった。
「誰がちびだっ!…アル、おいてかれないようにしねーとな」エドワードもキレながらウィンリの走っていった方へ走っていった。
「どうも、お騒がせしました」鎧、元いアルフォンス・エルリックはそういい、兄たちの言った方へと走っていった。
「…どっちが上か、わかんねーな」エドワードが聞いたら激怒しそうな言葉を街の者はつぶやいたが、聞こえるはずもなく、鎧のガシャガシャ言う音は聞こえなくなっていた。





第二話に続く