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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀翼の錬金術師 ( No.53 )
- 日時: 2011/03/15 17:07
- 名前: 桜龍 ◆spVxVDx85g (ID: .MCs8sIl)
- 参照: http://銀魂二期おめでとう!絶対見る!
あげます。
第二話 刹那の出来事(3)
「あのおっさんがコーネロさん?」エドが聞いた。
「ええ。コーネロ様です」
コーネロは自分に降り掛かってくる花をひとつてにとり、反対の手で覆うようにした。
すると、錬成反応のような光が見え、小さかった花がおおきなひまわりになった。
「どう思う、兄さん?」アルが聞いてきた。
「どうもこうも、錬金術だろ」
「でも、等価交換無視してるよ?」
「あれ、じゃねーの?」そう言ったのはウィンリ。
「あれしかねーだろ。等価交換無視して錬成できんのは」
「うっしゃ、ビンゴ!」エドはそう言い、ガッツポーズをした。
「ロゼさーん。教主さんと話したいんだけどー」エドはロゼにそう言った。
アルとウィンリは「うわ、演技ヘタクソ」と思っていたが、ロゼにはこのへたくそな演技でよかった。
ロゼはすっかりだまされ、コーネロの部屋へ行く途中、ウィンリは、
「お前達にも分からせてやるよ。守っても何も意味がないってことを…!」という男の声を聞いた。懐かしいような声に振り返ったが、そこには誰もいなかった。
男が消えたことが気になりしばらく立ち止まっていたが、
「おーいウィンリ。おいてくぞー」というエドの声で我にかえり、人ごみの中を走っていった。
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