二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターSPECIAL ж鏡の中の翼ж ( No.3 )
日時: 2010/02/13 16:32
名前: 翡翠 まぐ ◆Bx4C.55fGY (ID: eCrj8qey)
参照: http://glassbird.dousetsu.com/

>>>>>>>>第一章

 第一部 VS迷子ちゃん



「ミラノ諸島?」


 古びた研究所にとぼけた声が響く。


 ここはオーキド研究所。
 さまざまな物語の原点と言える場所。
 そして新たな物語の冒頭。



「ミラノ諸島。
 そこは神の四つ子と呼ばれる聖なる場所じゃ。
 そしてそこではカントー、ジョウト、シンオウ、ホウエン…
 さまざまな場所のポケモンが発見されているんじゃよ。
 そこで…」


「俺らに調査して来いって言うんっスか?」

「楽しそうったい!」

「たくさんいろんな事を学べますね!」

 四人。
 レッド、ゴールド、サファイア、プラチナはとても嬉しそうだった。
 これから起こる悲劇をしらないのだから…。




 急いで鞄に各々の荷物と思いを詰め込み
 旅が始まる。








「ミラノ諸島かぁ…」

 ここはミラノ諸島行きの船の中。
 お嬢様の貸切なのでレッド達以外に人はいない。

 レッドはこれから起こるであろう物語を思い浮かべながら楽しそうに船の外を眺めていた。


「それにしても…珍しいですよね」

 唐突に話を切り出したのはお嬢様だった。

「どういう意味ったい?」

 サファイアが興味津々でお嬢様を見る。

「ポケモンにはそれぞれ対応できる場所が違います、それゆえに地方ごとに生息するポケモンが異なるんです」

「うんうん…」

「レッド先輩分かるんっスか?」

「全然w」

「…」

 レッドのお惚け発言にゴールドとサファイアはしばし沈黙。

「だ、だからですね…」

 再びお嬢様が話を戻す。

「違う地方のポケモンが同じ場所で生息しているなんて普通ではありえない事なんです」

「ほへぇ…」

 分かっているのかいないのか、サファイアは感心の声を漏らす。

「まっ、そんなのどーでもいいけどよ」

 相変わらずのゴールドはなぜか自信満々に立ち上がり
 船の外に視線を向け、再び視線を戻しニッと笑った。

「きっと楽しい事が起こるぜ!」

 他の三人も自然に表情が緩んだ。
 きっとそれはゴールド特有の力とも言えると思う。




≪ピンポン パンポーーン
 乗客の皆様、長らくお待たせいたしました。
 まもなくイニッツィオ号はミラノ諸島、氷の島、テストゥード島
 に到着いたします≫


「ついについたっとよ!!」

 サファイアは小躍りしながら喜ぶ。
 ふと見ると、サファイアのポケモン達もボールの中で小躍りしている。

 そんな様子を見て、レッドとお嬢様は顔を見合わせ笑みを浮かべた。



__数分後。



「…って、あれ? 先輩は?」

 ゴールドが辺りを気にした時には時すでに遅し。
 レッドの姿はどこにも見当たらない。

「レッドさーん!」

「せんぱぁーい!!」

「レッドせんぱーーい!」

 三人は急いでレッドを探すがレッドの姿はどこにもない。


 レッド…


       迷子である。











+あとがき
 え? 駄目文??
 …いや、だって私元から駄目なんでw(蹴
 ええ? レ嬢??
 あ、いや、なんか書いてたらいつの間にか会話が多くなってるだけっスよ;
 よくあるこった気にスンナ!
 レッドにはイエローがいるんだから!!(汗
 え?登場人物はこれだけって…
 あ、大丈夫です
 一応図鑑所有者オール出演です!!
 ただ第一章は主にこのメンバーがメインです
 まぁスレ主は姐さんとイエローが好きなので時々話題に出てくるかも…

 後、余談ですが。
 ミラノ諸島の“ミラノ”とは神の国って意味です。
 ついでにレッド達の乗ってた船 イニッツィオ号の
 “イニッツィオ(inizio)”とは“はじまり”って意味です。

 ではこれからもこの小説をよろしくお願いします!!