二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 不幸な少年達 【リボーン×バッカーノ!×インデックス】 ( No.44 )
日時: 2010/04/24 15:29
名前: 鈴蘭 百合音 (ID: LmekyLqy)

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フ「さ、そのナイフ、返してもらうよ?」

?「・・・」

マ「・・・こんなところで、暴れて大丈夫ですか?・・・チェス達、置いてきちゃいましたよ」

 あきれるマイザーの声が聞こえていないのか、フィーロはむっとした表情のまま、青い彼を睨みつけていた

 ふっとフィーロは視線を感じて振り向く

 そこには高校生と思われる少年と、中学生ぐらいの少年の二人がいた

マ「フィーロ、見てください。」

フ「鞄・・・?」

 マイザーが片手に握っているのは黒いペタンコの鞄
 学生鞄のようだ

当「すっ、すいません!それ、俺のです・・・」

フ「・・・君の?」

 フィーロが日本語を話せることに安堵したのか、高校生ぐらいの少年は早口で経緯を説明し始めた

当「 —— と、いう訳なんです」

フ「なるほどね・・・それが、こいつってか・・・」

マ「じゃあ、これ返しますね。」

当「ありがとうございます」

 上条はマイザーから鞄を受け取ると、青い青年に目を向ける

 刹那 ———

マ「・・・あっ!!?」

 シュ という空気の切れる音がして、白い煙が上がる
 その煙が収まったとき、青年の姿はそこになかった

マ「・・・逃げられたか・・・」

ツ「・・・と、当麻君!大丈夫!?煙が・・・」

当「大丈夫だ!」

 短い当麻の声に、ツナは安心したようだった

屍「・・・なんだ。終わったのか・・・」

 あっけにとられたような表情の屍も合流し、当麻はどこか呆れたような表情になる

当(・・・二人とも、無理矢理 巻き込んだみたいで、悪かったかと思ったんだが・・・;)

フ「マイザーさん、どうしました?」

 急に黙りこくった上司に、フィーロは不安そうに聞く



マ「・・・今の奴、たぶんフェリアスだ・・・」


フ「・・・フェリアス・・・?」  当&ツ&屍『?』