二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン*—サッカーと君—* ( No.8 )
日時: 2010/02/13 19:22
名前: らむね* (ID: T2uN9H3j)

さっき見た夢は、あたし達が6歳の頃の夢。

士郎くんと敦也くんはあたしの幼なじみで、仲が凄くよかったんだ。

でも、2人とも小学5年に上がる前に引っ越してしまった。

それっきり。それ以来2人とは会っていない。

連絡も途絶えたまま・・・。


懐かしい夢見ちゃったな。

あたしは空を見上げながら走り続けた。

————キーンコーンカーンコーン

あたしが校門を潜った途端、チャイムが鳴った。

あたしは急いで教室に駆け込んだ。

————ガラッ

皆の視線があたしに集まった。

先生は・・・

「また遅刻かぁ?今月5回目だぞ?」

もう来ていた。

皆がどっと笑った。

あたしはぺこぺこ頭を下げながら席に着いた。


隣の席の人は、

"円堂 守"くん。

サッカー部のキャプテンで、明るく陽気な性格。

話しかけやすい男の子!

「今日も遅刻か!佳野☆」

円堂くんが微笑んだので、あたしも微笑み返した。

「ちょっと寝坊しちゃってね」

あたしがそう言うと、


———バコンッ

頭を何かで叩かれた。

「いったぁーっ!!」

あたしは大声を上げて立ち上がった。

そして後ろの席の奴をキッと睨んだ。

後ろの席は、

"染岡 竜吾"だ。

いつも何かとあたしに突っかかってくる男!

いい所もあるんだけど、不器用で分かりにくいんだ。

・・・あたしは知ってる。

んだけど!!これは別!!


あたしは頭を押さえて染岡を指した。

「何すんのっ!」

「お前が遅刻するからだろ?」

ムッ!

あたしは言い返せなくて黙って頬を膨らました。

すると先生に注意された。







いつもと変わらない一日が始まろうとしていた。