二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂〜女隊員OK!?〜 ( No.22 )
日時: 2010/02/09 19:55
名前: 芽留 (ID: PAeJS2fQ)

「起きたんですかィ?」
沖田が気付いたようだった。交代で友里音を看ていたが、偶然沖田の当番だった。
『今考えてんだからさぁ・・・!?』
友里音は激しい頭痛に襲われた。
『何・・・この感覚・・・!?あの時、の・・・?』
「おいー?起きたんだろィ?」
沖田の声がだんだん遠くなっていった。

「眞木原友里音。」
「・・・また?何なの?」
再び球体と話していた。
「少し、目を瞑ってください。」
「・・・」
素直に従い、情景が浮かんできた。

素直に従った。
「あはははははははは・・・あーっははははははははははははははは!!!!」
少女の笑い声が聞こえる。
『オレの声と似てる・・・。少し低くて・・・。』
「・・・この声は貴方の声です。」
やっぱり、と思った友里音だが、なんで笑っているのかも何故こんな事を見せるのかもこんな記憶も解らなかった。
「何のためにこんな」
その時、ありえない光景が目に飛び込んできた。
「な、・・・。」
目の前にはウェーブのかかった腰までの長い銀髪と細く白い体に真っ赤な血をつけて狂気に狂った目で研究者と思われる者達を血祭りにあげている少女がいた。
「誰、これ・・・」
「・・・貴方です。」
球体が躊躇ったように言った。
「そんなはずない・・・!!だってオレはこんな特殊な外見はしてないし・・・!?」
途中まで言って、友里音の体の周りで発光し始めた。
「!?」
光が治まって、肩までの黒髪は長い銀髪になり、黒い瞳も紅と蒼のオッドアイになった。
「なっ・・・な、なんで・・・?」
さすがに驚きを隠せずに戸惑った。
「・・・なんで!オレがこんなに変わってるの!?」
「貴方は研究員に捕まり、研究中の薬の実験台になりました。薬の効果で力が強くなり、視力、動体視力、聴力なども格段に上がったでしょう。しかし、副作用で外見が変わったりしました。また、今後暴走したりする可能性があります。」
「暴走・・・!?」
「さっきも、暴走して殺人狂気に襲われていたんです。」
「・・・!!」
耳を塞いだ。歯をくいしばり、自分が壊れないようにする。
「このことを知っているのは真選組の5人です。まあ、後々わかりますので大丈夫です。」
「オレはっ・・・!!」
「はい。」
「オレは・・・、人を殺したの?」
「・・・はい。これ以上人を殺さないためにはあまり他人に深入りしないことです。」
「・・・。」
ずっと来たいと思っていた二次元。なのに何故か変なことに巻き込まれて・・・。
「ナンデオレハ悪イコトシテナイハズナノニコンナ目ニアワナクチャイケナインダ・・・!!ナンデ、ナンデ、ナンデ・・・!!」