二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【リボーン】 +呪術殺し屋の双子+ ( No.11 )
日時: 2010/04/09 16:31
名前: ひなりんご (ID: zx5jjBXL)

第一文  朝の騒動1






窓から差し込む光




小鳥のさえずり




とても目覚めのいい朝。




だけど———————…






現時間、AM8:50。





?「ちょっ…遅刻だ——!!!!」



茶髪の少年があわてて家を出てくる。

彼は沢田綱吉。愛称は「ツナ」並盛中2-A生徒であり、イタリア最大のマフィア「ボンゴレファミリー」の10代目ボスである。


綱「あーっどうしよう!!また雲雀さんに咬み殺されて反省文書くのーっ!?」


ちなみに雲雀とは並盛中の風紀委員長である。


綱「もうしょうがないか…ってあれ?校門の前に人だかりが……どうしたんだろ?」


普通なら教室に既にいるはずの同級生や、他の生徒が何故か校門の前で止まっているのだ。


『おい、あれ誰だよ…朝から雲雀さんに捕まってるぞ?』

『あれ、あんなやついたっけ?転校生か?バカだなーあいつ、雲雀さんに文句いうなんてさ……』


ツナは前にいる生徒の話を聞いて、生徒が校門で止まっている理由がわかった。


綱(雲雀さんに捕まった転校生…?だ、大丈夫かな…)


他の生徒達の間を通り抜けて前に様子を見に行くと、黒髪の少年の前に橙色の髪の少年が立っていた。

黒髪の少年は雲雀恭弥。
そしてその前に立っている小柄で、何も考えていないような目をしている少年が恐らく、転校生らしい少年だ。

二人の周りは(雲雀の)殺気でピリピリしている。


雲「君、僕に文句言うなんていい度胸だよね……咬み殺されたいの?」


?「…いつかは死にますけど、早死にはさすがに嫌なんで咬み殺されるのは遠慮しておきますー」


雲「その話し方……苛つくな…転校生なら早く転入手続き済ませてよ」


?「僕の名前は転校生じゃないですよ……」


雲「そんなのどうだっていいよ…弱者に興味はないからね」


海「弱者でもないですよー、僕は”志山 海”っていう名前があるんですよー?」


雲「…生意気だね」


海「そうですかねぇ…?」



綱(ふ、雰囲気最悪だ———っ!!っていうか雲雀さんに相手に何であんなこと言えるの——!?)


周りの生徒達は雲雀の怒りに巻き込まれるんじゃないかという顔だ。
……全員もう一つ門があるのを忘れているのではないだろうか。


雲「…君、本当に咬み殺されたいの?」


海「いや、だからトラブルは——…ってもうトンファー持ってるじゃないですか」


雲「咬み殺す」


雲雀は鋭い光を放つトンファーを構えて海に攻撃を仕掛けた。

海はそれをただ見ているだけなのか、反応しきれていないのか、動こうとしない。

そして雲雀のトンファーが海に向かって振り下ろされた————……




















はずだった。



雲「!!!」



振り下ろしたはずのトンファーは海によく似た少女の手で止められていた。




?「……………」






  ◆ continue?