二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 時雨-時空之音色- REBORN! ( No.63 )
- 日時: 2010/05/07 03:06
- 名前: 燕tsubame ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
第二章16 裏切りの青空。そして、別れの宇宙に・・・
シュルッ
「・・・ハァッ」
と俺は体に巻いていた包帯を外す。
「お母さん?」
「え。何。」
と峰廼霞が珍しく俺の足に抱きついてきた。
「何かお母さん寂しそうだった。」
「え?」
寂しい_何でだ。俺は寂しいという感情が無い。_
今はね。
「このさ、今昼下りの空・・・青空ね。裏切られているように見えるんだ。」
「?」
「単刀直入に言うと裏切られた気がするんだ。」
と自室を出る
「あ、魅弥」
「あ、山本、それに雪武」
「今日の任務俺等も一緒だから。」
「・・・そう。」
「え!?何でため息つくの?」
「否・・・眠いの。」
「嘘つけ。体に切傷在るのわかっている。」
「っ・・・」
「痛いんだろ。」
「っ魔力刃のあれだっ」
と山本の手を祓う
「御前・・・ふざけんなよ!」
パシィィッ
乾いた音が響いた。
「・・・」
「山本の・・・馬鹿!俺の事何も知って無い癖に!ずっとこの十年間一緒にいて何も気づかなかったわけ!?」
最悪だ。
最悪すぎる。
俺・・・絶対死んだ。
「あ、蒼馬総指揮執務官!任務の準備・・・」
「解ってる。だから早く私が乗ったらさっさと現場に送って。」
と一人で行った。
「蒼馬指揮官?」
とヘリのパイロットの刹那が問う
「何でも無いよ。」
「あ、現場の上空に着きました。更に火災現場の為樹を付けて・・ってもう行ったんですか!?」
「リイン!!」
『はい!』
と淡く蒼白い光が自分を照らす
と制服じゃなく別の姿に
「うわ・・・火災結構酷いね。」
『雨の守護者等も連れてこれば・・・』
「魅弥!!」
と雪武が
「どうやってきた。」
「さっきは武が悪いことした。だから俺と二人で消火活動しよう。」
「うん・・・。」
「じゃあ俺もっと。」
「は?」
「あの魅弥には言ってなかったんだけど初代の形態に戻れるんだ。」
「・・・その姿が?」
「あぁ。」
「格好良いじゃん」
「そりゃどうも。で、早いところ消火活動しよう。」
「にしてもひでぇ有様だな。」
「・・・」
火事場
俺は嫌だ。
嫌というか憎たらしいというか・・・
これは今から三年前。
「綱吉!!!!!!」
と眼の前で綱吉が射殺されかけそして空港火災が起きた。
それから
俺は苦手だ。
それから大暴走が続いて自分でもとめられなかった。
「魅弥?」
「何でもない。。。雪武は雨で鎮静させて。それから俺がやるから・・・」
「分かった。」
と雪武が雨の焔を灯し、刀を上にあげそのまま大きくなった焔を纏った刀を勢いよく振り落とした。
その技は
幻想雨燕戔。
「で、大体はおさまったぜ。後何するんだ?」
「まだ消火されていない。小さく炎がまだ見える。それを凍結する。」
「・・・おぅ。離れた方・・・」
「傍にいて。もしかしたら倒れるかもしれないから。」
「分かった。」
『主。』
「うん。。。凍てつく氷気は静かに雪となり降り凍る。雪風の風、今ここに息吹け!!
フリーザ・エンペラー!!」
と一気に冷たい風が頬を滑る。
「これでいいのか?」
と気がつけば雪武は機動十課の制服に戻っていた。
制服とはいっても教導官の制服。
「って寒いじゃん雪武っ。。。」
「んー?そうか?」
コイツ
馬 鹿 だ
俺は−100度の風、吹かせたんだぞ。
寒がってない事態
お か し い
(まぁ寒いけど魅弥の優しい顔とか見れるから暖かい。。)
「早く戻ろう?冷え切って死んじゃうよ。」
と俺は暖かくなっていた雪武に寄り添いながらヘリに戻った。
「お帰りー!!」
「わっ峰廼霞・・・いきなり抱きついてくるなよ・・・」
「駄目?」
「ううん。。いいんだけど驚いちゃったww」
「そういえば魅弥。」
「何?綱吉。」
「ずいぶん唇蒼いけど?」
「あぁ凍結魔法使って寒いのよ。」
「へぇ・・・でも気を付けてね。」
「気を付けるべきなのは綱吉。また・・・俺の失態で・・・誰も傷つけたくない。」
「・・・うん。肝に銘じておく。」
「さーておなかすいちゃった。峰廼霞、食堂まで行こうか。」
「僕も連れて行ってよ。」
「僕もです!」
「いいよ。雲雀も骸も。」
と食堂に行った。
「俺ら忘れられているな。」
とボンゴレ本部では嵐の守護者等が寂しくボス達の帰りを待っていた。
第二章17
只、それだけの理由。に続く