二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN 復讐のインフェルノ 第四弾更新 ( No.20 )
日時: 2010/03/24 12:16
名前: 風 (ID: pNfZbSQl)
参照:  

志筑へ
へぇ,そんな呼び方出来るんだ!?
凄いな___君,小学生でしょう(汗
私なんて来年で大学卒業する年だよ……
凄いなぁ本当^^

風,知ってる!?
優しくて良い人ですよね★
でも,私は雲雀さんや獄寺君のが好きです♪


第一章:崩壊と新たなる罪
第四弾「優しい風 Part1」


(ユラ アスカ視点)

ボンゴレファミリーと招かれて1日目の夜だ。
今日は色々有って親睦を深める余裕も会話をする余裕も無くて直ぐに……
私は風呂に入って寝た……今,ベットの中…

ボンゴレのベットは存外に寝心地が良くて…私は気持ち良く眠りにつけた。
今までそうだった…この何も考えず夜の闇に溶け込んでいく睡眠と言う行為が一番愛しかった。
是からは少しは違う結末になるだろうか…だが,私は矢張りマフィアが嫌いだ……
コイツ等と......新しい仲間であるコイツ等と一緒に仲良く出来るか心配だ。



                 〜そンナ事を思イながラ重い瞼を閉ジタ〜


その宵闇の意識の中で私は長く封印していた家族の顔を思い浮かべる。
もう,うろ覚えの顔だがそれでも私に優しく接してくれた
仇を取る為に殺人をする価値が有ると思える暖かい家族の姿…



                                   ___人殺し


えっ?ねぇ…何で…私皆の為に頑張ったのに……



思い浮かべた家族の顔は突然,殺していった人々の顔に変わり私を攻めたてる。



                人殺し人殺し人殺シ


                             ヒト殺し人ゴロし人殺し___


ふと怖くなって私は下へと目を背ける。
そして,自らの手を見つめる。その手は____血に塗られていて紅く燃え盛っていた。

マフィアとして仕事で何人も人を殺して来た手だ。
アァ…本当に何もかも全て滑稽だった………褒めて貰えるはずなど無いと......分っていたのだ。



                     「何で…何デ褒メテくれないノ?」


だが,夢の中の私は褒めて貰いたくて褒めてくれと家族に請う。
そうすると再び白蘭達は消え失せ家族の姿…でも,家族の目は冷たくて…




                                ガバァ___



ハァハァハァハァハァ…明日香「母さん…父さん……私の今までの人生は!!」


その時は私はその先を見る事を恐怖して目を覚まし起き上がった。
震えている___弱い私の本当の姿…

救いようの無い……血に塗れた私___マフィアが嫌いと叫んで怨んで…

本当はマフィアに染まりきっていた私___
もう,この業に染まった姿から戻る事は出来ないのだと唐突に感じ…

私は1つの決意をした。


               〜この世カラ責めテマフィアを一掃しテ___私モ死のウ〜



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(ラジエル視点)


ムクッ___「ししっ♪甘いな馬鹿な弟…俺様は王子だぜ?簡単に死なねぇの」

俺はベルフェゴールって馬鹿弟の炎の性で死に掛けていた。
体中酷い火傷を負った筈なんだが殆ど実は無傷だ。
何故って?あぁ,この俺が完璧…パーフェクト!な王子だからさ♪
それ以外に無い!断言!!

って事で生延びた俺は主君が居なくなった事に気付きひとつの事を考えた。
元より調子乗っちゃってる白蘭の野郎を殺してから決行する積りだったんだけどな♪

ズバリだ___



                    俺様ノ王国を造っチャオう計画!


計画名がダサいとか気にするなよ?
俺のネーミングセンスは皇子的最高だからな?一般人的なセンスじゃねぇの♪

マァ,うで国の名前も決めちゃった訳!



                    <ヴァンデルソルファミリー>

俺の国=無法国家___マフィアってのはそれの体現でね?

だがよぉ…俺の前にヴァンデルソルを名乗るクソ一般人ファミリーが居るのよ♪


だ・か・ら★ソイツ等全員殺してから始めよう!

ヴァンデルソルファミリー戦闘員(以下戦闘員)「何だ?小僧…何見てんだよ?」
ラジエル「てめぇらヴァンデルソルだって?」

戦闘員A「それがどうした!?」
戦闘員B「恐れ戦けよ一般人…」ザシュッ…


ゴロンゴロン…戦闘員C「キシム!?」
ラジエル「俺,その名前のファミリー造ろうと思ってんの…」
戦闘員C「何言ってんだ!!先に名乗った者勝ちだろうが」ズン…

ラジエル「そんなルール適用されねぇの…何たって俺王子だし♪」

戦闘員A「速まるな!俺達すべてを敵に回すぞ!?」
ラジエル「1人で全滅させれるよテメェ等なんて…」


戦闘員全員「いやあああああああああああああ!!!!」

 
血が空を舞う。
死の声が地球を劈く………
内臓が心臓が…目が脳が飛び出て地に横たわる………
死体が路地を埋め尽くす___
たった,数分の間にヴァンデルソルファミリー50人が物言わぬ骸と化した…



              弱ェ…



                 てメェ等こンな弱くテ…


 
                           良クマフィアを名乗っテらレルな?



良く___俺様ノ考えタ最高なネーミングヲ語っテらレるな…最悪だゼ……



ザッ…グロ・キシニア「ンフフ…素晴らしい手際♪」
ラジエル「生きてたのか変態?」

グロ「あぁ,生憎と感が良くてね?どうだい…私を君のファミリーの幹部にするのは?」
ラジエル「ししっ♪OK___お前を俺のファミリーの雨の守護者に迎えよう」

高いレンガ造りのアパートの上に長髪の丸眼鏡を掛けた目付きの悪い顔見知りの男。
変態的かつグロテスクな趣味で回りから敬遠される白蘭様陣営のホワイトスペル側のグロ___
六弔花の雨の守護者をやっていた奴だ。絶対腹に一物すえてるだろうが皇子的には,
そんな奴の方が面白い。裏切りのリスクの無い仲間なんてつまらねぇだろ?
それにコイツ一応俺様とランク的(此処重要)には同格だしな?


って事で俺様の皇子的ファミリーの始動だ!!!!



__________

(ユラ アスカ視点)

目が覚めてしまった。
まだ,周りは薄暗闇だ___思い切ってどんな造りなのか外を歩いて見る事にした。
存外に綺麗な造りで魅入られた。
白を基調とした清楚な壁…窓は多めで淵の装飾は雄雄しくも清潔感が漂う。
上へと高く吹き抜けになっているホール…所々にあるボンゴレのマークも洒落ている。
凡そ,世間のマフィアのイメージとは掛け離れた空間ではないだろうか?
そして,内装を一頻り楽しんだ私は中庭へと向かう。其処も素晴らしいの一言!
風流を感じさせる木々…水面に浮ぶ月が美しい。時々跳ねる魚の生む波紋も実に心癒される。

明日香「はぁ,綺麗だ……やっぱり,血の赤より月の黄色や木々の緑が美しいな」

スッ___風「眠れないのですか?」
明日香「誰?」

その時だった。
私の後ろから掛けられる声が有ったのは___如何に風景を楽しんでいたとは言え……

信じ難い事だ。
全く気配を感じ取れず後ろを取られた。
相当の手練......そして若い…否,幼い女性の声___

こんな少女まで人殺しとしての英才教育を受けるのかと矢張りマフィアはマフィアかと嘆く。
そして,振り返ると___

明日香「アルコバレーノ?」
風「はい,アルコバレーノの風と申します…」

明日香「貴方は何故此処に?」
風「偶々目が覚めて外に出てみたら貴方が居たので…そして,悲しそうな背中だったので」

明日香「そうか___悲しそうな背中だったか」
風「今も悲しんでいますね」

明日香「あぁ」
風「大丈夫___此処には白蘭の様な男は居ませんから」

ニッコリと無邪気な優しい笑みを浮かべながらアルコバレーノの女性は言った。
私は頬を紅くして何も言わず水面を見続けた。
だが,ソイツの体が余りに柔らかそうで気持ち良さそうだったから抱き寄せてみた。

風「きゃっ!?」
明日香「軽いなアルコバレーノ…柔らかい___そして,暖かい」

風「はい?」
明日香「責めて夜が明けるまでこうさせてくれないか?」
風「えぇ,良いですよ?」


石の上に座り飽きもせず水面に映る風景を見続けた。
時には笑いながら会話し恋愛など女らしい会話もした。
その会話によると風はどうやら雲の守護者のスカルに気があるらしい……
何処かタドタドしくて情けなくて放って置けないそうだ。
アルコバレーノにも情けない奴が居るのだなと少しそんな事でも笑ったりした。



そして,朝が明ける___



                                    ∞END∞

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〜後書き〜
優しい風の風は風(フォン)と読むです。
イーピンの師匠のアルコバレーノです!
ではでは♪

って言うかスカルって雲の守護者?それとも雨…どっちだっけ(汗
雲って書いちゃったけど…