二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リボーン 復讐のインフェルノ 第六弾更新 ( No.60 )
- 日時: 2010/05/04 09:58
- 名前: 風 (ID: 0a987INq)
- 参照:
コメント有難う御座います^^
夜琉様へ
私語結構!下手に敬語使われると嫌だ^^
楽しそうに話せた方が良いじゃん?
アリスへ
ん?高校生位だと思ってた?
ツナ嫌いですね……
何時までも煮え切らない所とか直ぐに落ち着きを無くす所とか…見るに堪えない!
でも死んで欲しいって程じゃないですよ?
第一章:崩壊と新たなる罪
第七弾「ヴァンデルソルファミリー結成 Part1」
(アリス・クイーン視点)
姉さん___一体何処に行っテしまッタノ?
アリス「......最近,うなされるな…世界の半分を調べ尽したってトールの奴に言われてからか」
私は蛇の道は蛇と考えヴァンデルソルファミリーと言うファミリーを立ち上げた。
私は母と父を早くに亡くした。2人とも殺し屋なんて全うじゃない仕事だったからしんだんだけど。
悲しくて涙が出て……泣き続けてそれを血の通った姉さんが優しく抱いてくれたんだ。
私は姉の少し成長した胸の柔らかい感触を感じながら次第に涙を止めて……
姉さんの為に泣かないって誓って頑張ってきた。そのある日だった。
突然,姉さんは消えた。町の人たちや近所の人達に聞いても「分らない」…
死体が出てきた訳でもなかった。私はその日,長い栗毛を揺らしながら旅に出た。
家に火をつけて帰る故郷を新しく造ろうと…あんな小さな家じゃなくて…
大きな大きなお城みたいな家に姉さんが帰ってきたら住ませてやるんだって……
マフィアと言う組織を不本意ながら立ち上げ裏の情報網を遺憾なく利用して…
早4年…こんな若造の私に多くの部下が感銘を受け組してくれた。
そのお陰で世界の半分を調べ尽した。
アリス「姉さン…四年デ世界の半分ヲ調べタよ…後,四年で会えるカナ?」
無論,そんな事は無いと思ってる。
でも,そうなったら良いなと世界に…きっと,世界の何処かに姉さんが居てくれると………
願って___
ガチャン…
其の時だった。
私の世界の崩壊が始まったのは……私が本当に茨の道に放り出されたのは…
招かれざる客の到着だった。
銀髪の長い前髪で目を隠した不気味な男…そして,長い髪の眼鏡の蛇の様な気配の男…
ザリッ…アリス「何の用かしら?貴方達の様な人達と会談する予定は…」
ラジエル「ある訳ねぇよな…だって王子,是から此処の主だもん!」
アリス「何を勝手な!?」
数年立てて築いてきた私の組織,私と姉さんの新しい家に招かれざる客。
年齢は2人とも私より年上そうだ…でも,そんなの知った事か!!?
今まで多くの年配の男女を部下にしてきた!何処の馬の骨とも知らない連中に…
カッ___「雷鮫(スクアーロ・ヴォールピ)」ドッ!
私はボックス兵器を解放した。雷を体中に纏った空を海のように泳ぐ鮫。
私のボックス兵器で最も攻撃力のある奴だ。痺れて動けなくしてやろうか…
それとも電流地獄で焼け焦げさせてやろうか!?あぁ,私の心の中には確実に殺し屋の血がある…
バチバチバチバチ…ラジエル「ししっ♪」
アリス「何が可笑しい!?行け…」
ゾッ…グロ「雨の力とは鎮魂の力…リングリ〜ング,マーレリング♪最強のリング♪」
アリス『最上ランクボックス兵器!?』
グロ「君の城はとうの昔に我が雨巨大イカ(クラーケン・ディ・ピオッシャ)
により支配されていたのだよ…」
私は床に倒れこんだ。
鎮魂の炎など確実な格上じゃなければ効果を見込めるものじゃない。
私の雷鮫は動く事も出来ない。確実な格上…マーレリング,現状屈服するしか無かった。
アリス「………分りました。貴方達に私のファミリーを明渡します」
グロ「それが,正しい判断だよ♪」
雨の炎の男が私を見下すようにして嫌味を含んだ声で言った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(ラジエル視点)
屈服したアリスって女をグロの野郎は思う存分痛めつけて楽しんでいた。
俺は,そういう趣味は流石に無いし気分が悪いんで退室した。
扉を閉めて階段を下ってもグロの笑い声と鞭の音,あの女の喘ぎ声は響き続けた。
カッカッ…ラジエル「っとに趣味悪ぃ…」
ザッ…ラジエル「誰?」
俺が階段を下っていると見慣れないスーツの茶髪の眼鏡かけた兄さんが階段を昇ってきた。
眼鏡のせいで表情が読めない。
トール「トールと申します…お客人ですか?」
ラジエル「違うよ…是からこのファミリーのボスになった」
トール「寝言は寝て言え」カッ
ズゥン…ラジエル「っ———中々良い技持ってんじゃねぇか!!」
トール「アンタも結構良い反射神経だ!」バッ…
ガッ…トール『嵐の炎の盾?』ガシッ…
ギリギリ…ラジエル「まっ,及第点だな」
トール「どういう事だ?」
ラジエル「弱い部下は要らない」
舞いの様に美しく変則的な雷の鞭。
素早く強力な威力を発する上に中々の鞭の熟達者だ。
グロみたいに護身用で持ってるレベルじゃない。
持ってるボックス兵器の差で簡単に攻略できたがB級戦士級の力は余裕である。
此処まで辿り着くのに戦ったこのファミリーの雑魚共が物凄く弱かったんで期待してなかったが…
案外上の連中は強いらしいってことで安心した♪
そして,夜が明けた。
虐めに虐め尽くされた元ボスの嬢ちゃんは体中に痣を作っているのを気付かせない為に…
露出度の少ない服を着て居る。痛め付けられたあの夜の間に自らの守護者を呼ばされた様だ。
ラジエル「グロの奴,容赦ねぇな…」
グロ「聞こえているぞ?」ピクピク
ラジエル「ピク付かせるなって怖ぇ…ていうかお前にゃ褒め言葉だろう?」
グロ「ふん」
俺の言葉にグロの奴は満更でも無さそうな顔でソッポを向いた。
そして,そんな立ち話をしている場合じゃないだろうと言って下に守護者が来てると俺に教えた。
俺は階段を下りその場所へと向かった。
其処には規則正しく並んだ守護者達が居た。
最近,新しく発見した炎の守護者達も此処は既に揃えている様だ。
雨の守護者と嵐の守護者も居る。
えっ,何でそんなの分るかって……座る席が椅子の色で決められてるみたいだからさ。
トール「冗談じゃなかったみたいだな?」
ラジエル「まぁな」
階段で会った奴とそんな会話をしてると
金髪に黒のメッシュを長髪の青と緑のオッドアイの嬢ちゃんが俺を見る。
ラジエル「何?」
雷羅「私,新美 雷羅って言うんだけど挨拶も無しな訳?新ボスさん?」
あどけなさの残る少女にしては些か色っぽい声で俺を挑発するようにそいつは言ってきた。
俺は二マリと口角を上げて忘れてたとばかりに自己紹介を始める。
ラジエル「俺はラジエル,亡国の王子だ♪属性は嵐…だから嵐の守護者は要らない」
そう俺は冷徹に言うと嵐の守護者と思しきスキンヘッドの野郎にナイフを投げつけた。
ドスッ___場ガ静けサに包マれた…
男の首に俺のナイフは刺さり男は口から血の泡を吐き椅子に座ったまま絶命し倒れこんだ。
ルナジェル「何て事を…」
月の守護者の椅子に座っている金髪の青目のプロポーションの良い切れ長の瞳の女が言う。
俺は気にせず話を始める。周りのざわめき…信頼していた仲間のあっさりとした死。
どういつもコイツも呆然としている…
シャイング「ロン毛のアンタ……アンタの属性は何なんだ?
もし,アンタの属性の奴が居たらそいつを殺すのか!!?」
銀髪の堀が深いが女っぽい顔の造りの少し華奢な男が話しかけてくる。
グロはヤレヤレと言った風情で俺は当然だと応えた。その瞬間雨の守護者の奴が逃げ出した。
それを見逃さずグロの野郎は雨の鎮魂の炎を体内に押し入れて奴の体の生命活動を奪った。
血も何も出ない悶絶するだけの終焉が其処にあった。
その時だった。俺に自己紹介しろといきり立って来た小娘が向かってきたのは…
雷羅「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!許さない!!!」ガッ…
ラジエル「赦せなんて言ってねぇぜ雷羅ちゃん?」
雷羅「私の名前を気安く呼ぶな!」
ズッ…アリス「雷羅!!?」ドサッ
俺が調教してやろうと思って居たのにグロの野郎が横槍居れやがってそいつは白い床に沈んだ。
夜の力を司る珍しい能力の女だったんで殺す気はしなかった。
こうして,俺達の周りには二つの死体が出来た。
ラジエル「さて,此処で一番弱い奴は誰だ?」
沈黙が走る。
殺される事を悟って居るのだろう。
其処で口を開いたのは紫のセミロングの赤いメッシュつけたロングコートの女だった。
言い逃れ出来ないと思ったんだろうな…どうやら雲の守護者っぽい。
リアーナ「はいはい,私ですよ…このリアーナ・ヴィオーラが一番弱い」
投遣りな感じで姉ちゃんは名乗りながら言った。
だけど,その覚悟の強さと胆力から俺はそいつが一番弱いとは思えなかった。
———嘘ツくナヨ___一番弱ぇノはテメェじゃネェだろウ?
図星だったのかそいつは肩をビクンと鳴らした。そして,もう1人肩を動かした奴が居た。
バレタ…そんな顔をしていたそいつは雪の守護者…
俺はその雪の守護者の無様な後頭部にナイフを投げた。
___死体は三体
グロ「フフフフフ♪中々素敵な部屋になったな」
ラジエル「じゃぁ…お前等名乗れ」
俺達の遣りたい放題具合に業を煮やしたのか皆俺たちに殺意むき出したった。
だから,本当に名前名乗るだけの詰らねぇ自己紹介になった。
あのスーツの野郎はトール・ユピテル・テラ,雷の守護者らしい。
そして,月の守護者はプロポーションの良い女でルナジェル・イスアニズムて女。
更に,そいつの兄だか弟だかのシャイング・イスアニズムってのが晴れ。
さっき,歯向かってきた奴は雲の守護者だ…
マァ,この残虐の宴デコの俺様二殺意を抱き強くナルと誓っテ貰えリャ俺とシチャ御ノ字♪
正直,強イファミリーじゃ無キャ意味ネぇかラな!
アリス「………何時かアンタは殺されるわ」
空ろな殺意に満ちた瞳でアリスは言った。
グロと並び俺の片翼を担う女だが矢張り長年親しんできた部下が一気に3人も殺されて気が立ってるらしい。
俺は,楽しそうに言ったさ…
「俺を殺せル程ノ奴が早ク現レねぇかナ?」
ってヨ♪
∞END∞
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