二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man —闇黒ノ狂想曲— ( No.5 )
日時: 2010/02/11 20:41
名前: ねお汰 ◆YcQtyPgSFA (ID: p6UfInFP)

 
コムイの説明によると


ベルマーレ村という小さな村で


奇怪な出来事が毎晩起こるらしい。
 

それは、その村の空だけが淡い紫色に変化する


ということだった。



ただこれだけなら、さほど気にもとめなかった。



が、ここからが本題だった。




その紫の空から大量のAKUMAが出てくるのだ。
 



その数は約100体。




レベル1ではなく、レベル2だけらしい。




そして、そのAKUMAは村に降り立つ前に




消える——。






ということだった。




その村の住民達は皆紫の空のことを“神の領域”と思っているらしく、毎晩祈りの儀式を執り行うらしい。
 
 

「そして、一昨日もう1つある事実がわかった」

 
ひと説明終えてから、コムイはコーヒーを口にして言った。
 


「あの村には、昔から古い言い伝えがあるんだ。
 


その言い伝えによると、美しい歌声が響く満月の夜



に、天空への道が開くということ・・。」




・・・大体察した。




「で、わたしが歌えと?」



「そっ。今手が空いてるのは、神田くんだけだったし

 

美声って言えばこの教団ではアリスでしょ?



だから、神田くんは護衛。アリスは、お歌を披露♪




こんな簡単な任務さっ」




「で、その満月ってのはいつなんだ?」



神田が聞くとコムイは一言




「今日だよ?」




そう言った——。




つづく