二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 虹色の毎日【イナズマイレブン】 ( No.111 )
日時: 2010/03/25 11:34
名前: かのん ◆DezVC51ZuY (ID: VpiV80kC)

第14話「ここに来てよかったよ」


ミオ「雷門ってさ、みんないい人だよね」

バン「は?」

ミオ「あたしね、フットボールフロンティアのときから雷門ファンだったの」

バン「へー……」

ミオ「尾刈戸と雷門の試合のときから」

バン「いや、オレは雷門そんなに知らねーぞ?」

ミオ「うん……ごめん。まさか雷門が敵になるとは思ってなかった」

バン「確かにな。始まりは雷門とジェミニストームの試合だった」

ミオ「だよねー……それからイプシロンにも勝ってさ。ほんと、大したもんだよ」

バン「そうだな。」

ミオ「もしも、エイリア学園が負けたら──あたしたちの場所はなくなっちゃうの?」

バン「ッ!!そんなこと考えるな!!エイリア学園は負けない!!」

ミオ「……そうだよね。ごめん…」

バン「……」

ミオ「…なんで、ここにいるんだろう。…ここにいる理由って」

バン「理由?」

ミオ「エイリアに…なんでいるの?」

バン「……ああ、お前親亡くなったんだっけ」

ミオ「ん…」

バン「理由はなんであろうと、お前がここにいるってことは確かだ。
……ここに来なければよかった、なんて思ってないだろ?」

ミオ「思ってるわけないよ!!むしろ、来てよかった」

バン「ふっ…じゃあいいじゃねーか」

ミオ「……あ」

バン「え?」

ミオ「なんか、バーンってあたしの兄ちゃんに似てる気がする」

バン「お前兄ちゃんいたのか?」

ミオ「うん。言葉遣い荒いけどサッカー大好きでぶっきらぼうで、でもあたしの話はちゃんと聞いてくれる」

バン「オレってそんな感じなのか?」

ミオ「うん。……ああ、バーンで自分の兄ちゃん思い出すって失礼だよね。ごめん」

バン「いや、別にいいよ」

ミオ「(そしてツンデレ…やっぱりそっくり)」

バン「で、今はどこにいるんだ?兄ちゃんは」

ミオ「えと、お母さんと一緒に亡くなりました」

バン「そ、そうなのか。すまん」

ミオ「いいよ?話ふったのはあたしだし」

バン「…そうか。(こいつがオレに昔の話するって初めてだな)」

ミオ「……ありがと」

バン「え?」

ミオ「じゃ、おじゃましました」

バン「……ああ。」


いきなりオレの部屋に来たと思えば……
雷門や兄ちゃんの話か。
結構過去深いんだな、ミオは。
…オレと兄ちゃんが似てるって本当なのか?