二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

【銀魂】 復活初めましたお^ω^ 【REBORN】 ( No.11 )
日時: 2010/02/25 23:41
名前: 夜郎自大 (ID: 6HmQD9.i)

主要人物
 
エーギル
三話主人公。ベルフェゴール・ラジエルの兄。通称・ギル。
フリーの殺し屋。弟同様前髪で目が隠れる。ティアラは当たり前。
逃走・脱出を得意とし、殺人鬼(弟)から逃れた唯一の人物。ベルは覚えていないという。
同校だったスクアーロの後輩。
 
第一話
 
 脳天は薄暗い真っ昼間。
 年齢20。職業はフリーの殺し屋な俺。また依頼を受けている最中だ。
 今回の報酬は異様に高い。何せ、標的は某マフィアの頭だからだろう。
「今日も俺のために死ねよな」
 
 依頼人からの呼び名は鬼神だったり、ギルだったり。自分でもなんだが、呼ばれた名前は数知れずと言える。
 
「俺を殺すのか……!?」
「当たり前だろう。それが俺の仕事であり……」
 
 生き様だからだ。
 そういう前にお得意のデリンジャーを心臓目掛けて発砲した。
 こんな至近距離から命中しないわけもなく、向かい側の男は倒れた。
 愛用武器はこれだけではない。懐には、ダガーやボーラさえ持っている。
「……もしもし? ああ、あんたね。ま、無事終了だ。報酬は倍増……だろ?」
 
 約束もしていないのに、そんな事をほざいた。相手は了承してくれたから問題は無いが。
「さて、貰いに行くか……」
 
 そう思い、路地裏から出ようとした時だった。
 目の前に一筋の黒い影が現れる。
「うしし。血の臭いがしたんだよねー」
「誰だ?」
 
 聞き覚えのある笑い声。顔を上げると見たことのあるティアラに金色の髪。
「……ん? なーんだ、殺した後かよ」
「お前……・」
「は? 王子に何言ってんの?」
 
 あまり係わると厄介になりそうだったし、人違いだとすると恥ずかしい。
 気になっていた事を口に出さずにいた。
 そしてそのまま路地裏を後にした。あの見覚えのある男を残して。
 通り過ぎると、後ろから小声でこう聞こえた。
「……何アイツ。俺と同じティアラしてやがったし」……と。