二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

【銀魂】 復活初めましたお^ω^ 【REBORN】 ( No.12 )
日時: 2010/02/25 23:41
名前: 夜郎自大 (ID: 6HmQD9.i)

第二話
 
 夜が明け、この国一帯が太陽に照らされる。
 そんな朝から俺は依頼。正直朝は弱い。それでも依頼は確実にこなす。
 今日は昼から少々用事がある。
 俺の元先輩である、スクアーロに会いに行くのだ。
 
 依頼を終えると足早に報酬を貰い、奴の元を訪ねる。
 目の前には豪邸かと思われるアジト。スクアーロが所属している、独立暗殺部隊ヴァリアーのアジトだ。
「……スクアーロ! いるか?」
「誰だぁ! ……お前……! 久しぶりだなぁ! エーギル!!」
 
 威勢の良い声が聞こえ、出てきたのは白銀の長髪、そして左手に剣。彼こそがスクアーロだ。
 それと同時に出てきた人物がもう一人。
「相変わらずうるせーな。王子ゲームしてんだから静かに……って、そいつ、誰?」
「あ゛? 俺の後輩だぁ」
「……ふーん。そ。でも王子には関係ないから。じゃ、静かにしててくれよな」
「んだとぉ!」
「アイツは?」
「あ? ここの幹部のベル。ベルフェゴールだぁ。そういえばお前にそっくりだな」
 
 やはりそうだったのか。
 あのティアラといい、物言いといい、髪といい。全てが見覚えのあるものだと思っていた。
 予想はそのまま当たっていた。
「知り合いか?」
「詳しくは、お前の部屋で話すとする」
「だったら来い」
 
 誘導されるがまま、部屋に向かった。
 そして、しんみりした空気の中で口を開いた。
「俺は……ベルフェゴールの実兄であり、長男坊だ」
「実兄……!? 兄貴って事か……!?」
「ああ、そうだ。あいつに殺された家族の中で、俺が唯一の生存者と言える。ただ……あの様子じゃ覚えてないだろうな」
「……そうだったのか……」
 
 俺は全てを話した。一から十まで……。そして、ベルに打ち明けることにした。