二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】 みちる君様へ 【REBORN】 ( No.29 )
日時: 2010/02/28 17:51
名前: 夜郎自大 (ID: 6HmQD9.i)

主要人物(みちる君様より)
 
御神 裄(みかみ ゆき) 女
イタリア生まれの中学生。
しかし、放課後となると、たちまち恨みを解決する死に神に変わる。
普段はヘタレでマイペースの一方優しい。しかし、一定の条件となると、性格が逆転する。
死に神だが、チョコレートだけで生活していても健康的という以外な一面も持ち合わせている。
 
第一話
 予鈴が学校に響き渡る。
 それと同時に、クリーム色の髪の毛を揺らし、少女が勢いよく駆け出した。
 
 彼女の名前は御神裄。
 一見普通である容姿の彼女は、ある一面も持っていた。
 それは
 
「恨み晴らしたりぃぃぃぃ!!」
 
 死に神だ。
 
 今現在、今回の標的である中年男性を追跡している最中だ。
 怪しまれぬよう後を追う。
 
 しかし、一つミスが生じた。
 彼女の身体から、僅かに殺気が漏れていたのだ。
 それに感づくように、こちら側を振り返る男性。
「あっ、どうもぉ」
「お前、死に神の……・」
 
 相手はどうやら彼女の事を知っているらしく、額に僅かに汗を浮かべていた。
「御神裄だよぉ。恨みを晴らしに来たんだぁ。よろよろぉー」
「フン、ふざけた事をほざくでない。お前のような女子が死に神? どうも俺の見間違いのよ」
「喰らいやがれ」
 
 ブシャッ
 
 相手の言葉を遮るように、釜を振る裄。
 その容姿は、先程の彼女ではなかった。
 瞳の色は焼け付く様な赤色へと変わり、体を黒尽くめの衣装で覆われ、骸骨の仮面を装着していた。
 手に握るのは、己の武器である鎌。
 その容姿たるやまさに死に神。
 彼女の呼び名に相応しかった。