二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】  【REBORN】 ( No.32 )
日時: 2010/02/28 17:53
名前: 夜郎自大 (ID: 6HmQD9.i)

第四話
 学校に着いたものの、先に到着していた獄寺には一言も喋らなかった。
「でね、ツナぁー」
「そうなんだ。獄寺君、どうかしたの?」
「あ、いえ。何でもありません。それより十代目、山本ん所行きません?」
「珍しいね。裄ちゃんは?」
「……あたしはいいやぁ。いってらぁー」
 
 獄寺と裄は互いに顔を合わせないまま、学校生活を過ごした。
 
 そして気がつけば放課後。
 日が傾き、薄ら橙色をしている。
 そんな中、裄は一人で道を歩いていた。
 今日は珍しく、死に神になる気も起きず、ずっと人間のままだった。
 
「ただいまー」
 
 帰宅したが、母はいなかった。
 しかし、テーブルの上には置手紙。内容は、買い物に行って来ることが書いてあるだけ。
 溜息をつくと、自室に向かった。
 すると、インターフォンが鳴る。
「誰だろぉ……。お母さんかなぁ」
 
 ゆっくりと玄関の覗き穴を見ると、見えた先にはツナと獄寺。
 開ける気にもならなかったが、ツナがいる事を理由に玄関を開けた。
「どうしたのぉ?」
「あ、俺は付き添いで……ね、獄寺君」
「すいません、十代目。あ、おい! ドア閉めんじゃねーよ!」
「……何よぉ」
 
 すると、無言のまま紙袋を手渡される。
 睨み付けるように中を見ると、目を見開いた。
「チョコ……?」
「朝は悪かったな。それで我慢しやがれ、チョコ女」
「ちょっ! チョコ女ぁ!?」
「まあまあ。せっかく仲直りしたんだし。じゃ、じゃあね、裄ちゃん」
「むー……うん。じゃあね、ツナ、獄寺」
 
 二人が帰った後、早速チョコを食べる裄。
 朝に続き、またもやチョコで気分を満たされた瞬間だった。
 
 
後書
一人称などは決めさせていただきました><
すいませんでした。