二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】 真選組でましたお^ω^ ( No.5 )
日時: 2010/02/18 16:49
名前: 夜郎自大 (ID: 6HmQD9.i)

主要人物
  
土方 十兵(ひじかた じへい)
二話主人公。十四郎の兄。
現お庭番衆の筆頭でエリート忍者。別名黒鬼の十兵。
十四郎と瓜二つ。ただしケチャップ派。一度決めたものにはとことん尽くす。
 
後鳥羽 浄光(ごとば じょうこう) 男
二話主要人物。現お庭番衆。
仕事をよくサボる面倒くさがり屋。勘が鋭い。
 
近藤 薫(こんどう かほる) 女
二話主要人物。近藤勲のいとこ。
現お庭番衆。突っ込みどころ万歳。
勲に似て下ネタ的な事をサラリと言う。変人。
  
第一訓

「局長! 大変です!」
 
 局長室に勢いよく入ってきたのは、監査の山崎。
 その様子を見て、慌てる近藤と土方。
 
「落ち着け、一体どうした」
「真選組の潰滅を企んでいる組織がある様です! 一大事ですよ!」
「な……なんと!」
「落ち着いてられません! 今すぐ皆を集めて……」
「ああ。トシ! 各部隊の隊長を集合させてくれ!」
「わかった。……お庭番も呼ぶか?」
「……そうしてくれ」
 
 お庭番衆。
 幕府のお抱えのエリート忍者だ。
 
「集まってもらったのは、重大な報告を聞いてもらうためだ」
「どうしたんですかィ。いつもよりも、シリアスモードじゃないですかィ」
 
 一番隊隊長・沖田総悟がそう茶々を入れる。しかし、珍しく誰も口を挟まなかった。
 
「……真選組を潰滅させようとする組織が現れた。詳しくは、山崎から話してもらう」
 
 一気に全体がざわめく。お庭番衆も黙ってそれを聞いていた。
 
 内容を聞いてみると、組織の名前は梅雨。春雨の極一部の組織。
 そんな組織に潰されそうになっている真選組。勿論局長も幕府も黙っていない。だからこそ、お庭番が集められたのだ。
 一日もかからずに、その噂は屯所内部に広まる。しかし、外部には漏れないよう、隊長からの指示が出ていた。
 
「兄貴、仕事がまた増えたな」
「ああ、面倒な事になった。真選組が潰れたら、トシ、お前はフリーターとして「残念だったな、十兵」
 
 言葉を遮ったのは、近藤だった。
 
「真選組は、潰れない。俺が死んでも、誰が死んでも、江戸を守り続ける」
「……近藤さん、今のうちに作戦を考えておこう」
「そうだな。こういう時に、浄光が居てくれると助かるのだがな……」
「悪いな、勲。またあいつサボりやがって……切腹だ、コノヤロー」
「それだったら、総悟もだ」
「さすが、黒鬼の十兵に鬼の副長。兄弟だから呼ばれかたもそっくりね」
 
 作戦会議は夜遅くまで続いた。月明かりが屯所を照らす。