二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】 真選組でましたお^ω^ ( No.8 )
日時: 2010/02/18 16:47
名前: 夜郎自大 (ID: 6HmQD9.i)

第四訓
 
「……ん……」
「兄貴」
 
 少し目を開けると、差し込む太陽の光に白い雲。
 そして誰かが名を呼んだ。
 
「……兄貴、気がついたか?」
 
 弟である、十四郎だった。
 
「やっと目ェ覚ましたか」
「……! 敵は!」
「全滅したぜ。こりゃあ見事に血の海だ」
 
 眩い光に照らされ、風に波紋を広げる海。
 体にもその水滴が大量に付着していた。
「いまはちょっとした改装工事ってとこだ」
「……そうか。あの時の敵はどうなった」
「ああ、総悟に助けてもらった。俺らしくないよな……」
 
 目線の先には一番隊を指揮する沖田の姿。
 そして、ふと気がついた。
 
「傷……」
「治療してもらった。薫が手伝ってくれたからな」
「……下ネタばっかりの奴に、か」
「問題はそこかよ」
 
 一日と言わずに元に戻った屯所。そして今夜、勝利を称え、飲み会をする様子だ。
 
 
「今夜もガンガン飲めよー! 乾杯!」
「乾杯ー!」
「お疲れさんっ! 土方兄弟さん!」
「あまり茶々を入れんなよぉ、薫ー」
「おめーもだろ!」
 
 ビール瓶をラッパ飲みする近藤と、日本酒をがぶ飲みする薫に挟まれ、土方達は呆れまくっていた。
「おいテメーら! あんまハメはずんじゃあ……」
「いーじゃねーか、十四郎。今夜は語り明かそうぜ……アッチ系を」
「ふざけんな後鳥羽ァァァァ! こんな時だけ参加しやがってェェェェ!!」
「だって俺酒好きだし、大酒飲みだし」
「あまり飲むと、お前のボトルが元気無くすぞ!」
「近藤、テメーはダマッテロ!!」
 
 真選組は今日から平穏です。きっと。
 
 
後書
真選組さん、乙でした。
弟にしようか兄にしようか迷った挙句は兄っていう←