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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【東方】うちのメンバーが幻想入り【ポケモン】 ( No.62 )
- 日時: 2010/04/03 17:50
- 名前: かっぺい (ID: S3B.uKn6)
ゴツ その8
「これが、俺の体験した全てだ」
「……凄いです」
「んぁ、大丈夫か?」
「ちょ……ちょっと私の理解を超えてて……」
昼下がりである。
幽々子が出ていったあと、ゴツと妖夢は昨日と同じく庭掃除をしていた。
その合間に、ゴツは自分たちの冒険を妖夢に語って聞かせたのである。
既に昨日の部分からは先へ……
ここへ来るときに起きた『事故』までを言い切っていた。
「……そちらの世界にも、『神』はいるんですね」
目を回して考え込んでいた妖夢だが、少しして口を開いた。
ゴツはにやっと笑って、それに答える。
「その口ぶりだと、この世界にはいるんだな」
「? この世界には、って……そちらのは」
「ありゃあ神じゃねぇよ」
ゴツは箒をくるくる回す。
妖夢には少々大きめの庭箒が、箸のように宙で舞った。
「『あいつら』は、神じゃないが神に近いもん、だ。
確かに強ぇし、何よりでかい」
「で、か? どれくらい大きいんですか?」
「この屋敷くらい」
「え」
妖夢は驚愕して屋敷を仰ぎ見た。
ゴツも目を細めてそれに習う。
……まぁ、実際に見た訳じゃねぇがよ……
苦笑いして拳を握る。
乾いた音を立てて、箒がへし折れた。
「あ!」
「げ」
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