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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【東方】うちのメンバーが幻想入り【ポケモン】 ( No.8 )
- 日時: 2010/02/18 19:27
- 名前: かっぺい (ID: qrbmE5ew)
ご主人 その1
山奥。
朦朧とした意識のまま、俺は足を踏み出した。
ふらふらと、危なっかしく足を進める。
既に視界はぼやけ始めており、空腹もかなりのものだ。
命の危機は感じた。
だが、何より今の状況がとても受け入れ難かった。
「こんなトコ、あいつらに見せられねぇな……」
苦し紛れに呟く。
まぁ、見られたら見られたでしばらくネタにはなるか
ふとそんな事を思った時、不意に目の前に巨大な建物を捉えた。
廃屋、もの凄い量の猫。
うは、と声が出る。
多彩な色の獣達は、仲間の顔を思い出すには多すぎるほどだ。
苦笑しながら、腰を下ろした。
「んんん……ここまでか、ってな」
仰向けに寝っ転がった。
腹の虫が鳴ると、猫達が寄ってくる。
付き添いか?
俺は近くにいた一匹の背に手を乗せ、まぶたを閉じる。
猫に囲まれて死ぬ、いいじゃないか
また腹が鳴った。
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