PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【3Z】陽だまり*L'amicizia e eterna* ( No.273 )
- 日時: 2010/04/10 16:40
- 名前: †槐朱† ◆ZnBI2EKkq. (ID: 3xnkBRQd)
- 参照: 復活できたぁ><またよろしくお願いしやさァ・元勇羅より
*twelve life*
「眠てぇ……なぁラミエル。」
「え?あ、うん。もう帰って布団で寝たいくらい。」
二人はしばらく他愛もない会話をして過ごした。
時間は疾風のように過ぎ、気づけばもう昼間。
晋助は寝そべりながらボーっと空を見ていた。
ラルもそれに倣い、寝そべった。
真っ青な雲のない空には、一筋だけ飛行機雲が空を切っている。
「ふぁ〜あ……」
ラルはあまりの心地よさに思わずあくびをしてしまった。
「でっけぇあくび。」
晋助が忍び笑った。
「う、うるさいなぁ!だってすっごく気持ちよくない?晋助はいつもこんないい場所独り占めしてるわけ?」
「いや。いつもはもっといるぜ。俺合わせて……7人。」
「マジ!?晋助には沢山つるんでる友達がいるんだね。」
ラルは笑った。しかし、なんだか寂しくもあった。
「ウチも会いたいなぁ〜……なんちゃって。」
「いいぜ。会わせてやるよ。」
晋助は起き上がって携帯を取り出し、少しいじると耳に当てた。
「おぉ万斉。今ヒマか?……おぉ。……ん。あ?あぁ全員。……わかった。じゃ屋上来いよ。……いや俺算盤塾あるから。……あぁじゃあな。」
晋助は万斉という人物と話をつけたらしい。
「今から全員来るってよ。」
「え?今から?だって今授業中でしょ?」
晋助はけいたいをパチンと閉じて、ラルに向かって笑みをこぼした。
「……俺の連れが授業真面目に受けると思うか?」
「あ、確かに!!」
ラルも笑った。
PR