二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターSPECIAL *星の欠片* ( No.12 )
- 日時: 2010/02/21 00:32
- 名前: むつみ ◆I74UefpcV. (ID: DJvXcT4Z)
第1話[全ての始まり]
「ここがカントー地方のマサラタウンかな?」
私は2日と半日でマサラタウンにつくことが出来た。
案外予想より早かったなぁ。
私は地に、ムクホークのソラから体をおろしてもらう。
「ありがとう。ソラ」
≪いやいや。主人のポケモンとして当然の事をしただけです≫
私達星宮家で代々受け継がれていること。
それは、ポケモンの心を読み取ることが出来る能力。
もちろん跡継ぎである私も読み取ることが出来る。
そして、世界中には私と同じ能力や、似た能力を使える人がいる。
しかし、それを悪用に使う人や、それを利用する犯罪などが数件に及んだ。
その、私と同じ……というより、似た能力を持った少女……名は、イエロー・デ・トキワグローブ。
私はバッグから情報のある書類を手に取る。
噂によると、黄色のポニーテールをしているが昔男の子の格好をするために、麦わら帽子出ポニーテールを隠したらしい。
「トキワの森のイエロー……そして、その子と仲がいい子は...レッド・グリーン・ブルー……第9回ポケモンリーグ優勝・準優勝・3位入賞……ねぇ」
≪まさかマサラタウンの3人が入賞を……ですか≫「まぁ三位一体とか、一致団結ってところかしら。……兎も角、そのカントーの4人の図鑑所有者を探さないと話にならないわね」
私はソラをボールに収め、4人の情報が入った書類をバッグにしまい、マサラの地を歩み始めた。
「……ココハ……ドコ…‥」
多分マサラタウンにはいるけれど……まさかいきなり迷子になるとは。
ソラを出して上から町を除く、っていうのも手だけれど、ソラはさっきの飛行でかなり疲れている。流石に出すわけにはいかない。
するとその時だった。
「……あっれー? 君はもしかして迷子!?」
女性の声がして、はっと後ろを振り向く。
その人は、白い帽子をかぶった茶髪の髪。そしてこの服装は……。
「も、もしかして、貴方ブルーさん!?」
「ホホホ。そうよ〜……って、なんであなたが私の名前を知ってるの?」
彼女の名前はブルー。
見たとおり元気な少女だが、実は5歳の頃にホウオウに連れ去られ、仮面の男……マスクドチルドレンとして徹底的に修行をさせられた。
唯一味方だった当時2歳のシルバーが、ブルーと共にある日、仮面の男の元から脱走。
ブルーは鳥恐怖症になったが、仮面の男との戦いで、それを克服に成功。ナナシマ騒動では石化をした身。
シルバーは弟のように慕っており、シルバーも唯一心を開いている人で、姉さんと慕っている。
代名詞は……化える者。と、簡単な情報はここまでかな。
「はい! 実はブルーさんが第9回ポケモンリーグで3位入賞と有名になり、ファンになったんです!」
「オホホホ! それならもっと早く教えてくれればよかったのに〜♪」
ブルーは調子に乗ったかのように話す。
もちろんファンと言うことは嘘で、あくまで〝監視させていただく〟ために……ね。
「姉さん? 何してんだ?」
「あ、シルバー!」
「……その人は、誰だ?」
近くには買い物袋を持った赤い髪で目つきの悪い少年……シルバーがいた。
なんてラッキー! まさかここでジョウトの図鑑所有者に会えるとはね。
シルバー……ジョウト地方の図鑑所有者。
ウツギ博士研究所のワニノコと、オーキド博士の完成版ポケモン図鑑を盗み、同じ年代の〝ゴールド〟がシルバーのワニノコを取り戻すために、彼を追う旅に出る。
彼はブルーを守るため、仮面の男を追い続け、ついにはカントーで大騒動を起こした四天王の一人、ワタルの下にもついたほど。
そしてナナシマ騒動ではロケット団ボス、サカキの息子と知り、最初は否定をしたが、後に父親として受け入れた後、ブルー達と共に石化した身。
なにより姉さん思いで、グリーンを敵対。……シスコンなのかどうかは曖昧。
代名詞は、換える者……ね。
「そういえば貴方の名前聞いてなかったわ! ……名前は?」
「はい、セイと言います。ブルーさん。ちなみに14歳です。……そちらの方は?」
「あ、こっちの赤い髪の男の子はシルバーっていうのよ。あ、ちなみに貴方と同い年なのよ!」
流石にシルバーも知っていれば不自然に思われるため、あえて知らないふりをする。
するとシルバーは真顔で私を見る。
「? どうしたんですか?」
「……」
「?」
「……っあ」
私はシルバーをじっと見ると、シルバーもじっと見てきたので更に見続けると、シルバーは袋に入った食材を落とした。
「ちょっとシルバー? 大丈夫?」
「あ、ああ。ごめん、姉さん」
ブルーとシルバーは慌てて食材を広い、私も拾って渡す。
するとシルバーとの手に触れたら、シルバーが顔を赤くする。
「どうしたの?」
「な、なんでもないっ」
なるほど……ツンデレ属性かドジっ子属性か……ふむ。でもなんで顔が赤いんだろうか。
「そういえばすぐ近くにアタシの家があるの! もし用事がないんだったら、ゆっくりしていったらどう?」
「……あ、……じゃあお言葉に甘えて!!」
チャンス到来! これで監視出来るわ!
……で、結局監視が目的だし、……いつ接触できるかわからないし、とりあえずまぁ、住む家なんてないし……嘘をついてでも図鑑所有者の監視をしなきゃね。
……この1年で。
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