二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】+花弁ノ望み+【妖千ノ華篇】+第3話UP ( No.69 )
日時: 2010/02/27 21:09
名前: 楓黎 (ID: D486Goe5)
参照: 夢が現実に現れないなんて、なんてつまらないことなのだろうか___

++花弁4つ++  *妖千ノ華篇*消えて、堕ちて、そして....*





人間ひとってなんでこんなにも




悲しみを人間ひとに生みつけるのかな






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神那は約束どおりに山に来た、もうすぐ12:00だ。
だが、周りは誰もいない、ただ、闇だけが広がっていた。


神那「もうすぐ12:00か.........そろそろ着てもおかしくねぇぞ」


神那は若干イラだっていた。いつまでたっても相手が来ないからだ。
12:00になるまであと1分、やっと相手がやってきた。


神那「お前か.......俺をこの山に呼び出したのは」


神那は、全身黒でまとっている相手に言い放った。
多分あいては男だろう。


?「そうだよ、私が君をよんだんだよ」


見た目は男と思うが、女のような声、性別がどっちか分かりにくい。


神那「話を始める前にお前の名前と何故、俺を呼んだか話せ」


?「荒々しいねぇ......でも私そういうの嫌いじゃない、私の名前は一抹 奏兎.........一応男だよ.......それで、君を此処に呼んだ理由はねぇ.........」


間延びした声に、高い女のような声、本当にこいつは男なのか神那は疑ったが、本当に男のようだ。


奏兎「君を呼んだ理由は.......本当は君は...........こっち側の人間なんだよ.........」


神那「はあ?何いってんのあんた.......こっち側ってどっちだよ」


神那は意味が分からず、そうといた。


奏兎「こっちって言ったらこっちだよぉ.....テロリスト.....鬼兵隊.....高杉っていったらわかるかなぁ??」


神那「お前...........鬼兵隊か.........」


神那は警戒心を高め、刀の鍔を握った。


奏兎「ぶっそおだなぁ.........私は確かに鬼兵隊の一人だよ?けど君も鬼兵隊の一人なんだよ.......神椰君は知っているはずだけどぉ........」


神那「な!?神椰がか!!」


神那は神椰の名があがったとたんに刀の鍔から手を離した。


神那「神椰が.......知っているってどういう意味だよ」


奏兎「そのままの意味だよぉ..........自分がテロリスとだって知ってんのぉ」


神那「神椰が自分がテロリストと知っていたなら真選組になんか入らなかったはずだぜ?」


奏兎「だって、昨日の夜始めていったんだもん.........当たり前だよぉ」


神那は、神椰が朝から変だったのはそのせいと悟ったが、まだ何か引っかかるものがあった。


神那「なんで、今頃言ってきた?それに、俺たちは犯罪に手を染めた覚えはねぇぞ?」


奏兎「だって、15〜18までの記憶を高杉にお願いして消してもらったんだよ?そのときの記憶.........ないでしょ?」


神那は、図星だった。本当になぜか15〜18までの記憶がないのだ。
そのことは神椰も同じだったらしく、誰にも言ったことはなかった。
なのに何故奏兎がそのことを知っていたのは、本当に自分と神椰のつながりがあるんじゃないのかと考えはじめた。


奏兎「つながりあるよぉ?だって、15歳のとき高杉に一緒に来ないかって言われて、着いてきたし、私とも結構仲良かったよ?」


神那は、これ以上、反論や質問もしなかった。ただ、奏兎という男の言葉に耳を傾けていただけだった。


奏兎「今日から記憶戻り始めると思うよ?全部戻ったら絶対京にきてね?まあ、そんな子といわなくてもくるんだろうけどね.....」


奏兎は、最後に薄い笑みを残し、暗い、闇の中へ入っていった。


神那は、奏兎がいった後をただただボーッと見つめていただけだった。











++つ  づ  く++