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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 逆転御伽話 ( No.5 )
- 日時: 2010/03/01 19:49
- 名前: 遊離 (ID: MQ1NqBYl)
逆転白雪姫—下—
「どうやってあの憎き小娘を殺しましょうか・・・。」
「毒りんごは駄目ね、あれでは死なないわ。」
継母はしっかりと勉強しているらしく分かっていたらしいが、人間には毒とそうでないものを舌で判断できる能力がある。
アルカロイドを「苦い」、タンニンを「渋い」と認識する。
子供は味覚が敏感なのでそれにすぐ気が付いてしまう。
「そうだわ。いっそのこと刃物で突き刺してしまいましょう。」
継母はそう思いすぐ行動に移った。
「この毒付ナイフで白雪姫を殺しておしまい・・・。」
継母は何でも言う事の聞く小人にその役を任せました。
『白雪姫は夕方、近くの湖に1人で散歩に出かけるわ。警備係はいないからそこを狙いなさい。』
継母はそう言って小人を遣わせた。
そして殺した印として白雪姫の心臓を持たせました。
数時間後_______________________________
「殺してまいりました。」
小人はしっかりと白雪姫の心臓を持ってきました。
「いい子ね。さてと・・・さっさと隣国へ行きましょう。」
継母はそう言うと、とびきり綺麗な服を着て隣国へと向かい、白雪姫の結婚するはずだった王子の場所へと向かった。
そして紅雪は王子と結婚し幸せに暮らしました。
___________白雪姫を殺した罪を背負いながら・・・
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