二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: (ポケモン)〜大空の音楽会〜 ( No.2 )
- 日時: 2010/02/25 18:37
- 名前: (★・ω・)ノ ブラック★スター ◆rw2NXmNKnQ (ID: ITQjg0TH)
- 参照: 作者の呟き:やったー!!もうすぐで卒業だ!!めでたいね〜。イエーイ!!
第1話 家出
「何よ!!この点数は!!」
私の名前は斉藤理沙。後1ヵ月後に小学校卒業式を控えてるくせに、年になってまでゲームが大好きです。
ちなみに今はテストの点数についてでお説教中です。
「ったく。3回連続で60点って何よ!!あんた本当に卒業する気あるの!?」
「うるさい!!」
私はついにたまっていた怒りをその言葉で表した。
「何回もいってるでしょ!!私はできない子なの!!裕也といっしょにしないでよ!!」
「できないのは勉強しないでゲームばっかりしてるからでしょ!!」
「決めた!!明日この家出て行く!!」
「出れるもんならでてみなさいよ!!」
こうしてけんかは家出という結末になったんである。
でも、こんなたいしたことのないけんかが奇跡を起こすなんて誰も予測してなかった。
−理沙の部屋−
理沙はせっせと家出の準備をしていた
「姉ちゃん本当に行くの・・・?」
二段ベッドの上から弟の裕也がおそるおそるたずねてきた。
「行ったからには行くに決まってるでしょ!!」
理沙はイライラしながら答えた
「私はあんたみたいに賢くないの!!」
「そんなつもりは・・・」
しかし理沙の耳には裕也の言葉なんて入っていなかった。
「じゃあね。姉の顔ぐらい覚えときなさい!!」
そういって理沙は寝てしまった。
「・・・・・姉ちゃん」
−翌日−
この日は土曜日だった。
理沙はまだ両親がおきていない時間に起きた。もう裕也はとっくにおきている時間である。
「ジャケットにタオルに財布に・・・」
理沙は大きな旅行カバンに入るだけのものを突っ込んでいった。
「そうそう。DSも持っていこう」
そういって理沙はもう決して充電ができなくなるDSを突っ込んだ。
「姉ちゃん」
そういって裕也が入ってきた。
「あの・・・」
「あんたが悪くないことぐらいわかってるよ」
そういって理沙は、多分あえなくなる弟に笑顔を見せた。
「これ・・・もってって」
そういって差し出されたのは星の形をしたペンダントだった。
「本当は誕生日に渡す予定だったんだけど・・・いつ会えるかわかんないから・・・」
「ふーん。結構イケてんじゃん」
理沙は思いっきり満足だった。
裕也は理沙があてにしていたゆういつの存在だったからだ。
「じゃあね」
「うん。バイバイ」
そういった裕也の表情には悲しそうな表情が浮かんでいた。