二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂学園パロ】食べ盛りの君たちへ〜ギンタマパラダイス〜 ( No.87 )
日時: 2010/03/07 15:40
名前: †槐朱† ◆ZnBI2EKkq. (ID: 3xnkBRQd)
参照: 元★勇羅★です^^

第三話*第一印象は大事だよね*

私は神楽先生に連れられて教室に向かっていた。
どうせ教室も広いんだろうなぁ……男の子しかいないなんてちょっと寂しいし。
うまくやっていけるのだろうか。

「そんな暗い顔しないほうがいいネ。決まったことはもう仕方ないアル。」

先生はそう言ってくれるけど……やっぱ不安。


そんなこんなで教室の前。
生徒がギャーギャー騒いでる。
もちろん皆男の子の声。

「じゃ、先に先生が入るから呼んだら来るヨロシ。」

そういって神楽先生は扉を引いた。

ガラガラッ

「うるさいネ野郎共。3秒以内に黙らねぇと首絞めるぞ。」

コワッ!!なにその脅し文句!そりゃ泣く子も黙るわ!!

「えっと、じゃあまず転入生を紹介するアル。入ってくるヨロシ。」

私は深呼吸をした。

よし、いける!!

私は勢いよく扉を引いた。

ガラガラッ

き、緊張するなぁ。
みんなの視線が一点に私に集中する。

「し、椎名慧鈴です!男子校に転入してきましたが、コレでも一応女です!よ、よろしくお願いします!!」

私は頭を勢いよく下げた。
そして恐る恐る顔を上げてみた。

案の定、皆口をあんぐりと開けて私を見ている。

「先生〜。」

一人の男子生徒が手を挙げた。

「何アルか坂田。」

坂田君、と名乗る人物はダルそうな眼差しで私に一瞥くれ、神楽先生を見て私を指差して言った。

「何で男子校に女子が転入して来るんですか。」

うぅ……もっともな質問だ。
なんて答えよう……

すると坂田君は予想外なことを言った。

「普通こういう時は男装してくるだろ?何で堂々とスカートはいて来ちゃってんの?面白みがありませーん。テイク2!!」

「はぁ!?」

どうやらこの学校の生徒は……普通じゃないようです。