二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: プリンセス・ザ・リッパー 【REBORN】 ( No.2 )
日時: 2010/02/28 10:39
名前: モカ ◆IrmWJHGPjM (ID: ZPOqFm56)

標的1【任務は...】

『クソボスゥ!いつまでねてんだぁ!』

屋敷に響く先輩の声。
あのロン毛、はっきり言って、ウザい。
ベルはまだ寝てるみたい。

...前髪覗いちゃおうかな?
手をかけた瞬間、
『ん?おはよ♪...なに?もしかして、姫♪』

刺されちゃう??
うわー、どーしよ;

私の気持ちとは裏腹に、王子様は
『ししっ♪王子にそんなに甘えたい?』
と、こい!と構えるように言った。

『違うって、前髪覗こうとしただけ!っあ。』

言っちゃったよ、ヤ、ヤられる??

『へぇーじゃあ姫にはお仕置きだね♪』

お、お仕置き?
...私になにをするつもりですかっ!?

そのとき、運よく(ベルにとっては運わるく)
『Wベルちゃーん。ごはんよー』

ナイスっ!変た...いえいえルッス姐!
私がベルとも呼ばれる訳は、
『ベ リア ル』だから♪
ところで王子様はちぇっと舌打ちする。
私はというと、
(ルッス姐は命の恩人だわ♪)
影で喜んでいたのだった。

『さ、いくよ、ベル♪』

『はいはい。んじゃ、お仕置きだけしてこうか♪』

そういってししっと笑うと、唇を指差した。
こ、こういうこと?
理解して安心した私は、
『じゃあいこうかー。王子様。』

思い切り棒読みでスルーした。

『ちょっ。待てよ!それとも、俺とヤりあいたい訳?』

『やってみ?』

『王子の真似すんな。』

戦闘スタートッ!
『う゛お゛ぉ゛い!飯だっていってるだろぉ!』
こ、鼓膜がつぶれるっ!

『五月蝿い。』
私達(wベル)はハモッた。
作戦隊長は、それを無視してそういった。

『てめぇら、部屋をぶっ壊しやがって...』

『あん?』
『それがなにか?』

うっ、作戦隊長の地雷ふんだ?

『こんのクソ忙しいときにーっ!』

その頃私達は隙をついて逃げて、食卓についていた。

『あらん?スクアーロは一緒じゃないの?』

『しらね。』

『五月蝿いからね、ほってきたの。』

そう、とオカマ(ルッス姐)は残念そうに言った。
『う゛お゛お゛ぉ゛い゛!ここにいたかぁ!』

ヤバッ!サメもう来ちゃったよ...

バリーン!

『うるせぇ...ドカスが。』
ボスのワイングラスが飛んでいった。
確かに...五月蝿いよね♪

『ししし♪おこられてやんの』

『てめぇ、何すんだッ!』

『なんか文句あんのか?』

何もいえないスクアーロ。
そりゃそうだよね。
ボス、怖いんだもん。

『ボス。私は今の十代目を認めません。』

レヴィはレヴィで、KY発言。
どういう流れでそんなこと言うのかな??
その時、ベルが近づいてきた。
『今日俺と任務だから。よろしく♪』

え?聞いてない。
ま、いいや。ベルとかぁ...

『で、何の任務?』

『ししし♪新人スカウト♪』

『拉致ね。了解♪』

スカウトといっても、強制的なので、ほぼ誘拐。
まぁこんなの、ヴァリアーでは日常茶飯事だけどね。
人聞きがわるいので、スカウトと言っているのだ。

『姫、人聞きわるいこと言うなよ』

『いや、他に何と呼びようが?』

『スカウトっつってんだろ?ま、姫のいう事も一理あるけど。』

私に笑顔を向け、ベルは手を差し出す。
さっきの喧嘩を忘れたかのように。
やっぱり、優しい王子さ...
『あ、終わったらさっきのお仕置きの続きね♪』

うっ。覚えてたんだ...
ま、任務中に忘れて貰おう♪
『言っとくけど王子、記憶力いいから。』

...絶望的だー
ま、KISSくらいいんだけど、やっぱり、恥ずかしいでしょ?
『二人とも、もう皆行っちゃったわよ?』

『あ、いくいく!』
『んじゃ行くか。姫♪』

新人...はじめての後輩...
どんな子かしら?

ワクワクしちゃう♪