二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: プリンセス・ザ・リッパー 【REBORN】 ( No.6 )
- 日時: 2010/03/01 21:33
- 名前: モカ ◆IrmWJHGPjM (ID: ZPOqFm56)
標的2【新幹部フラン】
可愛い後輩だったらいいのにな...
そんな期待を胸にしまって、王子様と出発。
行く途中、私たちはこんな会話を交わした。
『姫、新幹部に惚れんなよ?姫は王子の姫なんだからさ♪』
いえいえ、惚れる訳ないです。
こんな王子を差し置いて♪
...でも、ちょっとからかおうかな?
こんな事言われたの初めてだし♪
ちょっと嬉しい私ベリアルなのである...
『なぁに〜?姫が心配?ベル王子可愛いっ!』
あっ、赤くなった。
図星?
可愛いところもあるんじゃない♪
『ち、ちげーよ。警告!そっちいったら姫でもヤるからな...』
ほぅほぅ。
王子はまだまだ精神年齢が子供なのですか。
『俺、もう大人だし』
『読心術!?何処で覚えたのっ?』
『王子は何でもできるの♪』
王子を術師だとでも思っているのか...な
んで、標的発見っ!!
本当に男の子!?
...可愛すぎッ!!
『アイツか、姫、準備、おk?』
えーと、ナイフとテープと縄...
念のため睡眠スプレー...
『準備おk!』
『よーし、行くか。』
私とベルは、その子へダーイブ!
『わっ!なんなんですかー!?貴方方っ!』
『ししし。暴れんな。スカウト♪拒否権ないから♪』
『これじゃまるで誘拐ですー...つーかあんたらなにもの...』
シュー......
睡眠スプレーで眠らせた。
縄で縛って...
一応口もテープで塞いどくか...
『任務完了だね!王子♪』
『ししし♪王子には簡単すぎ♪』
ま、こんなことヴァリアーでは日常茶飯事だものね。
良いこととはいえないけど。
そして私たちは、ヴァリアー本部へ帰還した。
*
『もがーもがー!(なんなんですかー!あんたらー!)』
あ、起きた?と私はつい言ってしまった。
なんかアニメの悪者のセリフみたい。
いや、実際そうなんだけど;
私は口のテープだけ外してあげた。
縄はほどかないけどね。
『で、何なんですかー。テープ取ってくれたのは感謝しますけどー。』
『簡単に言うと、フラン君、君は今日からヴァリアーです。』
簡単...すぎたかな?
ま、いいや。
難しすぎるのもいけないよね。
『...ま、いいですけどー』
いいんかいっ!
...思わずつっこんでしまった。
『つーかさ、生意気じゃん?先輩にむかって』
王子、そのとうりです!
可愛い後輩を期待してたのに...
『あんたこそ何者ですか?ヤンキー。』
『ヤンキーじゃねぇし!王子だもん♪』
やっぱ、言葉だけじゃ納得できないよね。
それで緑色の毛をした少年はこういいかえした。
『ティアラ頭にのせたくらいで調子にのんなよ...』
うわ、毒舌...
ベルが後から怖いよー?
『ぁん?じゃ、お前にはコレ、かぶせてやるよ♪ししっ』
ベルが取り出したのは...カエル帽子。
...センスいいじゃん♪
似合いそうだなっ!
『あー、ダッサイ帽子...』
『テメェ...いい加減犯すぞ?』
『助けてくださーい。...えーっと、』
私に助けを求めるなんて、可愛い♪
面倒みちゃおうかなー。
ア、名前言うの忘れてたや。
自己紹介はきちんとしなきゃね
『私はベリアル♪このベルフェゴール王子の姫だよ』
『あんたもですかー...』
あ、絶望的な目になった。
ア、姫って言っちゃったからか。
本当なのにな...
『あら?そのこがフランちゃん?』
ルッス姐!
ちょうどいいところに
『もしかして、王子と姫って言葉に惑わされてる?』
コクリ。
蛙ちゃんがうなずいた。(さっきベルが蛙帽子をかぶせた)
『本当なのよ?』
『このヤンキー達がですかー?』
ま、信じられないのも無理はないわね。
といってルッスーリアが説明を始めた。
そのすきをついてか、王子様は
『ね、姫...わかんだろ?』
あー、はいはい。
わかるんだけどね...
ここはしらばっくれようかな?
『なんだっk...』
『しらばっくれても駄目。わかってんだろ?』
うっ、感の鋭すぎる王子...
しょうがない。
今日は負けた...
『ほっぺだけだよ?』
そういった瞬間、ベルはガッカリしたように口元をゆがめた。
ま、譲らないけどね。
cyu♪
『バカップルー...』
フラン君、私たちをガン見。
・・・キャーーーーーーーッ!
早速弱み(?)握られた...