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第３話　*不安

何時もどおりの生活

陰口叩かれて。仕事して。それでまた陰口叩かれて

いい加減慣れちゃった

そんなに私ってダメダメなのかなぁ……


また、誰にも存在を認めてもらえないのかなぁ


———『出たっ真っ白お化け!!』

———『やだぁ、気持ち悪ぅい』

———『化け物だよ化け物』

———『本当に人?　化け物じゃないのかね』

———『やだなぁ、人なわけないじゃん。化け物だよ化け物』

クスクスという笑い声

皆が私を見ている

———『化け物は死んじゃえ!!』

———『生きてる価値無し!』

飛び交う灰色の硬い石

私の着物に滲む紅い紅い血の色

それが、当たり前

『あんたなんて、生きてる意味ないのよ』

『死んでよ。皆それを望んでる』

『消えろ』

—————それが、当たり前だったっけ

親友であり家族だった小夜と夜蝶は死神になった

もう、味方は居ない

それが嫌で死神になった

でも、霊術院でも同じことを言われて

哀しかった

護廷隊に入隊しても所詮私は認めてもらえない

唯、存在を認めて欲しかった

地位も天才児という肩書きもなにもかもいらない

唯……唯存在を認めて欲しかった

だけど———






此処でも存在を認めてもらえないの?

誰か私を

認めてください