二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 白雪と花弁 【BLEACH】 ( No.6 )
日時: 2010/03/01 22:21
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: HFyTdTQr)

第1話 *子猫の天才児

ある暖かな春の日

10番隊には今日入隊したばかりの少女が居た


「10番隊隊長日番谷冬獅郎だ」

「あたしは10番隊副隊長松本乱菊! よろしくね♪」

「ね、猫目雪……です。よ、宜しくお願いします」

ペコリと小さくお辞儀をする

「かっわいい〜!!」

「ふみゃぁ!!?」

ギュウギュウ抱きしめられ、窒息寸前の少女———雪

「松本、死に掛けてるぞ」

「あら、ごめんなさい」

ポテッと落っこちる

そしてゴツンという鈍い音がした

「〜〜〜〜っい、いひゃ……」

「かっわいい〜! でも凄いですよね。あの隊長より小さいのに天才児なんて」

ピクッと反応する日番谷

「『あの』ってなんだ、『あの』って。まるで俺が小さいみたいな———「小さいじゃないですか」」

キッパリ断言する乱菊

「……」

「スミマセンスミマセン隊長!! 部屋冷えてます!! 申し訳ありません!!」

何とか収まると、未だに雪は凍えていた

「隊長の所為ですよ!」

「なんだと!」

「す、すみません。私寒いの苦手なんです」

小さな少女

髪の毛は白花色で瞳は薔薇色

そして幼い

「へーまるで猫ね」

「猫……ですか?」

「因みにあたしの幼馴染に狐みたいなのがいるのよ」

狐さんか

子猫の雪の入隊初日はこんなだった