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35：さよなら

「今回は気楽に勝負が出来るなぁ。悠樹」

「そうですね。負ける“役”ですから」

「極限に負けんぞー!」

「う・・・・・?」

それぞれがおのおのに思いを掲げて勝負は始まっている。

主に、悠香vs了平で悠樹vs憂だ。

ちなみに憂は相手が体術で来るので一応は体術で応戦している。

勿論、専門的な体術の攻撃が出来るわけではないが、普通の攻撃くらいならまだできる。

しかし、憂は一気に郷里をとって匣を開口する。

「・・・・・・・・・・・・っ開口」

出てきたのはすらりとした狐。

「・・・・・・・・・・・ふぅん。じゃあ、僕もやろうかな。体術は好きじゃないし。開口」

悠樹の匣から出てきたのは犬。

大きさ的には五分五分だが、強さ的には晴犬の方が強そうだ。

が、あくまでも“そうだ”な訳であるからで。

ッタン

曇狐が後に廻って犬の首元にかみつく。

すると、かみつかれたところからじわじわと黒いシミが出てくる。

「・・・・・・・・・?」

悠樹は不思議そうに見ている。

それをみた憂は下を向いたまま言い始めた。

「曇属性の匣の特徴、です。攻撃したところから怪我が広がっていくんです・・・。」

両手を胸の前で組んで祈りごとをするように下を向いて喋る。

「・・・多分、能力とかいろいろ使ったの・・・今回の戦いでは僕が初めてだと想う・・・それと」

そのまま憂は続ける。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・今回は、早めに勝負をつけさせていただきます。」


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後書き

がちでコメントない／（＾０＾）＼

よくきてくれたのに最近来てくれない人（（

璃亜　様
雨宮メグ　様
黒羽　様　
クレイア　様
志筑　様
むく。　様

こんなイメージあんだけど（（