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37：お願い

「それでは、次。雲の守護者対決」

ボンゴレ側は、雲雀　恭弥&錆螺　唄。

敵ファミリー側は御神　裄&流砂　風希。

雲の対決・・・・・・・・・

此処で喋ることは頭が悪いにもほどがある。

沈黙のままグラウンドでスタートする。

「・・・・・・・・・ねぇ」

雲雀がふいに声を漏らした。

「キミ達、遅すぎ。あんなんで最短記録っていえるの?」

実際最短なのだがそんなことをいえる相手じゃない。

雲雀はトンファーを外して腕を組んでいる。

上から目線の雲雀はそのまま何も言わずに目を閉じる。

「・・・僕の出番はいらないみたいだね」

そう唄が言うとふいとグランドの隅の方に歩いて行く。

「君は賢いみたいだからね。助かるよ」

次の瞬間雲雀は動いて風希の後ろに立つ。

すでにトンファーは握られた後で。

ガッ

雲雀は手加減を知らない。

風希は頭を抑えてしゃがみ込む。

そして風希のリングを奪う。

「・・・はぁ、だから風希は甘いんだよ?」

裄はやれやれと肩をすくめる。

「君と戦ってみたいと想っていたけど」

雲雀はトンファーをしまって裄に向かって言う。

「残念ながら、憐とか言う仔に頼まれたんでね」

たんっ

軽快な足音と共に裄の横を通り過ぎる。

気づくと雲雀の手にはリングが。

風希のと、裄の。

ふんっと鼻で笑ったようにしてから雲雀は屋上へと戻っていく。

「最短記録、だよ」

そう、呟いてから。

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後書き

柴揮！！！！

唄がごめんよ出番なくて！本当にごめん！

死んで詫びるから！！（（

あうあうあー。敵の大空と霧のオリキャラが2人共いないー