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40：自分よりも仲間

トンッ

軽い、軽い、如意棒が土につく音が聞こえた。

その瞬間。

バンッ　　　バンッ

空中で何かが爆発する音が聞こえた。

「ッ何ゴトダ!?」

すぐにそちらを向いたのはビリー。

リリアは体は動かさずゆっくりと視線だけを動かす。

「ふぅん・・・」

幻覚だった。

それは脳に直接幻覚を与えるほどの。

勿論、当たったら結構きつい。

ババンッ

ビリーの横腹に当たる。

「ガッ!!」

よろめきながら横腹を抑える。

「ねぇ、私は負けが決まってるのにどうしてそんなに頑張るの?」

羅々は一歩踏み出してから言う。

「そんな言葉、信じられるわけがない」

ダァン

「っ!?」

リリアの下から火柱が立つ。

クロームの攻撃。

「私は、ううん。私達は裏切られたことが数多い」

羅々は如意棒が構える。

「信じられるのは、憐とか、仲間だけ。」

ダンッ

幻覚を使わずに、羅々は如意棒でリリアに振る。

肩を押さえて沈むリリア。

「ごめん・・・・・・・・・・・なさい」

ビリーからはクローム。

リリアからは羅々が。

リングを勝ち取っていた。

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後書き

擬態語めっちゃ多っ!!

多っ!!!!!!!!!