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56：無題

「・・・羅々。」

そう憂が言うと羅々はコクリと頷いてその場から去った。

そして憂がグラウンドへ飛び降りる。

「これで、一対一。・・・・・・・・・・・・・・・もう逃げられないよ」

憂がそう言いフッと力むと、髪の根元から徐々に銀髪に変わっていく。

そして全て銀髪になった時には憂がその場から消えていた。

「・・・・・・・・・・・・・・・?」

骸は身構えつつも憂のいちを探る。

そして—————

ガキッ

人間と槍が当たったようには思えない音が鳴り響く。

憂の方を見るとそれは———・・・

憂の手は虎のような爪になっていて。

「嗚呼・・・・・・・・・・・」

骸はそう呟いて三叉槍を突きつけた。

「キミ達は、元“あの”ファミリー、・・・・・・esecrato　farfalla・・・クフフ。」

そう言って骸は両目を瞑り軽く笑う。

憂はタンッと土を蹴り骸の後に廻った。

「何故それを知っている?」

いつものおどおどした憂ではない。

哀しきかな、融合実験をされた時の影響が来てる、勇ましくそれはまるで恐ろしい憂だった。

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『esecrato　farfalla（エゼクラート　ファルファッラ ）』
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後書き

そういや前回『』をつけてないのしってた?←

それと紅よすまぬ。とりあえず謝るしかないorz

ところでこの小説って題名「死亡フラグ発生orz」もサブタイも全然関係無いよね。