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65：珀雷　憐

「れ、憐・・・・・・・・・・・・・・・・・?」

戸惑うツナに憐はくるくる廻り、今度はまた笑い出した。

「ほらほら本物を見つけてみなよ!!」

きゃはははははっと笑って表情口調が変わっていく憐。

本物の憐はどれ——————?

そう、憐がツナに問うてるみたいで。

“本物”の憐は心の底で眠りにつく。

「っ憐!!!」

廻る憐の手を取り、ツナはぎゅっと抱き締める。

憐は止まって急に無表情になる。

ふっと憐の力が抜けてツナに倒れ込むよになるがそこはツナがちゃんと受け止める。

ボンゴレの血筋が濃いのか

超モードだからなのか

ツナには憐の思い出してる記憶が手に取るように分かっていった。

『おいで』

呼びかけるそのこえは・・・レイツェル。

憐は過去の記憶。それを思い出して。

『君はもうそろそろ独り立ちしてもいいかな』

憐の記憶のレイツェルはそう言う。

憐が三歳頃の記憶だろう。

『君の名前は・・・そうだね。僕の名前、レイツェルから取って“憐”とでもしようか』

にこにこと笑うレイツェルは憐の頭を撫でた。

『いいかい?憐はこれから“玩具”だよ。偉い人に逆らってはいけない。そして—————』

にこにこ笑顔のままレイツェルは言った。

『憐は本当の自分を出してはいけない。嫌われてしまうよ?そうだね———』

そうレイツェルは続けた。

———一人称は『僕』

———二人称は『フルネーム』

———口調は『物静か』まぁ、裏に毒舌娘とでもしておけば“ゴシュジンサマ”も攻略のしがいがあるだろうね。
君は勝手に人に心を開いてはいけないよ

———人と仲良くなるのは『駄目』後で哀しくなるのは憐だよ?

———人を好きになるのは『NG』




こうして完成するのは






珀雷憐という名の“創られた人形”

感情も何もかも



すべて、主の仰せのままに———————————。




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『この日私は私で無くなった』
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後書き

カオス＼（＾p＾）／

ちょ、レイツェルが攻略とか言ってきた。

おまｗｗｗｗｗ

ヲタク要素?それともロリコン要素満載?