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68：知ってる

右目についていた眼帯は

左目へと…。

「知ってる?知らない。知らない?知ってる?嘘か誠か、夢か現か。くすくす…」

一人でにしゃべりだす憐。

ヒュッ

いきなり持っていた大鎌を憐は振り翳した。

そして…

バンという音とともに振り下ろされた大鎌は扉の方へと炎の刃が向かっていった。

そしてガラガラという音とともに崩れ落ちていく瓦礫。

「…っ10代目ぇ!!!」

その所為で中に入れるようになったために獄寺を初めとして他の人達も続々入ってくる。

それでも構わず憐はしゃべり続ける。

「あの人達を見たことがあるよ。無いよ。見たよ。見てないよ。知ってるよ。知らないよ」

くすくす…とやはり笑い続ける。

それに対し、やはり不信を持った獄寺はツナに聞いた。

「彼奴は…何なんですか?」

分からないツナは首を横に振るだけだった。

それを後から見ていた誡が言った。

「……あれは憐の、黒の自分」

ふいに出した声にみなが聞きつつも誡は続けた。

「いつもの憐は清純無垢・天真爛漫を“イメージ”された『白の自分』…。そして今の憐は極悪非道・弱肉強食を“イメージ”された『黒の自分』」

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後書き

昨日、バカテス8巻かいました！←どうでもいい

そして更新遅くて御免なさい!

そしてコメ無いんだけど←コメ返ししない自分が悪い