二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *:;;;:☆学園アリス〜一人じゃない〜☆:;;;:* ( No.4 )
- 日時: 2010/03/07 19:53
- 名前: 氷華 ◆nGNdX8RhyY (ID: y0rzhgv.)
- 参照: http://movie.moe-cd.com/channel/watch/25052?src
第三話 アリス
「そうや。アリスや。じゃあ鳴海先生、説明よろしくっす〜!」
「ありゃ?僕にまかせちゃうんだ」
鳴海先生は苦笑いしてから、私の方を見て話し始めた。
「アリスの正確な意味は、天賦の才能なんだ。この学校は個性的な天賦の才能の持ち主が集まった、究極の一芸入学の学校……それがここ、アリス学園だよ」
「っていうことは、蜜柑ちゃんも鳴海先生もアリスを持っているの?」
「うん。僕はフェロモン体質のアリス」
「ふぇ、フェロモン体質??」
「そうや。岬先生って先生がおるんやけどな、岬先生の話やと、男女問わず、相手をとりこにする才能で、やろうと思えば、相手を意のままにできるって言ってた。あと、全く、やつらしい胸くそ悪いアリスだって言ってたな〜」
「なんか最後に余計なことを言ってるんじゃ……って!もしかしてあの時の鳴海先生の周りが微妙にピンク色になったのが…… 」
「あ、気づいちゃった?そうそう。あの時アリスを使ったんだよ」
あれってアリスだったんだ……。
全然知らなかったよ……。
「で、うちのアリスは無効化や」
「無効化?」
「蜜柑ちゃんのアリスは、どんなアリスも無効化にできるアリスなんだよ」
「へぇ〜。アリスって……何かすごい!」
「うんうん!うちもアリス学園に入学するとき思ったわ」
「私にも……アリスがあればいいのにね」
「鳴海先生!なんとかならへんの!?」
「でも、ここはアリス学園。他の学校とは違うんだよ。アリスを持っていないと入学は認められないんだ」
「でも!海羅ちゃんかわいそうやないか!」
「僕にはどうしようもないんだよ…… 」
「蜜柑ちゃん。もういいよ。私は大丈夫だから」
私はありったけの笑顔を作った。
「嘘やろ?海羅ちゃん。嘘つかんといて…… 」
「蜜柑ちゃん……私、蜜柑ちゃんと遊びたい。ここに入学したい。でも……私は…… 」
「……!海羅ちゃん」
鳴海先生は私を見て、笑顔のまま言った。
「入学できるよ」
「「え?」」
私と蜜柑ちゃんの声が重なった。
「鳴海先生!っていうことは海羅ちゃんはアリスを持ってるってことやな!?」
「うん。でも確かではないんだ。だから、仮入学だけどね」
「仮入学?」
「おめでとう!海羅ちゃん!うちら一緒に生活できるんやで!」
「嘘……?いいの?本当に!?」
鳴海先生はうなずいた。
「やったぁっ!!」
私はここまでだせたのかと思うくらい大声で喜んだのだった。
次回へ続く。