二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第三話*俺たちの過去* ( No.4 )
日時: 2010/04/01 19:58
名前: まかろん ◆jG/Re6aTC. (ID: pkXg7QLy)

第三話*俺たちの過去*


あれ以来街には、姫が連れ去られたという噂で持ちきりだった。

そして俺は王女に呼び出されていた。


立派なお城だった。

まるでどこかの物語でよくあるようなお城だ。

中に入ると真っ赤なじゅうたんが王女のところまで続いている・・・。

「レン・・・よく来ましたね。どうぞこちらに・・・。」

王女自らが出迎えてくれた。

レンは王女に連れられてある部屋に足を踏み入れた。

その部屋には金色の宝石が飾られており、それ以外のほとんどは壁に飾られた写真だった。

王女は真剣な眼差しでこちらを見てこう言った。

「貴方をここへ呼んだのはほかでもありません。私の娘リンを救い出してほしいのです。」

あまりにも衝撃的なことで一瞬のうちに言葉が失われた。

俺なんかよりも国の兵士の方が圧倒的に戦力があるはず・・・どうして俺に・・・?

「貴方じゃないといけないのです。貴方はこの国の王子なのです。」

その時王女の言葉が信じられなかった。

「なんだよそれ…、俺の親はとっくに死んでるはずだろ?」

「いいえ、それは作り話です。国王の…ね。」

辺りがしーんと静まり返った。

なぜだ?女王の話しによると国王は俺の父親なんだろ?なぜ俺を見捨てた?

「知りたいようですね。貴方に私に知っている全てをお話します。」



むかし王様は世界を支配しようと考えました。

その日から裏で計画をしているのでした。

ある日お妃様は双子のを赤ん坊を生みました。

二人は大変な運命を背負って生まれた・・・。

王様は怒った・・・いや、怖かったのです。

この二人が一緒にいることによって自分の計画がつぶされると感じたから・・・。

だからこそ二人を引き離した・・・。



「私が知っているのはここまでです。あとは自分で見つけ出してください。」

「じゃあなんで姫をさらったんだよ!」

「あとは自分で見つけ出してください。あと私が1つ知っていることは貴方の記憶は何者かによって奪われた。
真実を知りたければ姫を助けに行きなさい。」

俺は王子であり姫とは双子・・・。親である国王に裏切られ姫をさらった・・・。

俺には記憶がない・・・今でも王女が言うことを信じられないが・・・・。

だからこそ・・・・



だからこそ俺は真実を確かめに行く!!