二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ボンゴレ一世と亡国の王女 ( No.16 )
- 日時: 2010/03/10 21:10
- 名前: 蒼井瑞希 ◆AKXdr04juU (ID: 8TaBVFdu)
第七話
『嬉しいわ、お電話くださるなんて』
リサの声音からして、本当に心から喜んでいるようだ。
「話がある。二時にフィレンツェの《あのレストラン》に来い」
『あの……?…ああ〜』
リサの声がふいにささやくようになる。
『私たちが…永遠の愛を分かち合ってたところね…?』
ジョットは眉をひそめた。
「リサ。何度も言うが俺は」
『楽しみにしてますわ。またね、最愛の人』
電話が切れる。ジョットは、唇をかんだ。
「もういい」
「はっ」
使用人が電話を片づけに行く。
息をつくジョット。
(俺は一体…どうすれば…)
「ねえ、聞いて」
金とピンクの部屋で、人形に話しかける少女。
「今日ね…ジョット様に会えるの……」
ウフフ…と少女は笑う。
「何年ぶりかしら。その頃は私たちも、愛し合っていたのよ?ジョット様も…」
バンッ!!テーブルを叩く少女。
「私だけを見てくれていたっ!!!!…なのに!」
ぐさっ!!少女は、ナイフで人形の胸を一突き。
「…あの女…あの女が現れてから…彼は私を見なくなった…ねえ、どう思う?」
ぐさっ!ぐさっ!ぐさっ!ぐさっ!
少女は、人形を刺し続ける。
「その女……死ななきゃいけないって…思わない?」
いっぱい刺されて、見るも無残になった人形。それを見て、少女はふと、嬉しそうな顔をする。
「そうだわ、お人形さん。あなたにまだ、お名前つけてなかったでしょ?」
少女はにこっとする。
「そのボロボロの体にぴったりのお名前、思いついたの」
「あなたは、レイア、レイアちゃんよ!!」
少女は、人形の首を…切り落とした。
あとがき
書いててうわ〜…と思いました。読んでくれてる人!蒼井は決してリサみたいなことはしてませんよ!本当ですとも!し、信じてください。自分でも、ストーリーが思わぬ方向に進んで、どうしようかと思ってます(汗)