二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ボンゴレ一世と亡国の王女 ( No.20 )
- 日時: 2010/03/11 18:51
- 名前: 蒼井瑞希 ◆AKXdr04juU (ID: 8TaBVFdu)
第九話
『ごくん』
六人は、同時にのどの音をたてた。
「おい、お前やれよ」
「な、何でいつも僕が〜!!」
「まだ寝てるのかな、あの子」
「だから、開けてみんとわからんのだ!」
「早くしてください」
「なら、お主がやればいいのでは?」
大の男たちが話し合っているもの…それは。
「あ〜もう!誰がレイアの部屋ノックすんだよ!!」
「「「「「しーっ」」」」」
六人がレイアの部屋の前に来てから、早くも10分が経過している。レイアが記憶をなくす前、6人は皆、彼女と親しい仲(?)ではあったのだが、記憶が無くなってしまっては、レイアにとって彼らは知らない人。怖いもんなしの彼らでも、さすがに気まずいのだ。
「このままじゃ拉致があかないよ」
「ここは、公平に!!」
ナックルがいう。(!マークといっても、もちろん小声の範囲である)
「ジャンケンでいくぞ!」
「!!」
6人は、顔を見合わせた。
「ああ」
「はい」
「うん」
「ええ」
「御意」
そして、右手を上げ…
「ジャンケンポ「レイア、入るぞ」
「「「「「「!!」」」」」」
ドアを開けたのは、ジョットだった。
「あ、ジョットさん…」
部屋の向こうでレイアの声がする。
「……」
茫然と自分たちのこぶしを見る6人。
「おい、お前らも」
ジョットが顔を出す。
「まだレイアと話してなかっただろ。来てくれ」
「……あ、ああ」
いそいそと六人は、部屋へ入った。
「あ、もしかして…」
レイアが言う。
「さっき、部屋の向こうでこそこそ話してたの、あなたたちですか…?変な声がするって話してたんだよね、アルファくん」
「は、はい…」
(き、気付かれていた!)
6人は、気まずく、自己紹介すると、さっさとレイアの部屋を後にした。
「結局、あいさつしただけで終わりましたね…」
「…でござるな…」
ふうー。
「でも」
ランポウが言う。
「記憶なくしちゃったら、今までのレイアさんとは別人でしたね…」
「ああ。究極に」
「わかってたはずなのによ…」
「仕方ない。それより、彼が帰って来たんだから、話を聞こう」
「だな」
6人の空気が変わる。
「究極にレイアを守るぞ!」
「ああ」
彼らは、固くうなずいた。
あとがき
キャラ崩壊…ごめんなさい!ジャンケンする守護者たち…想像できませんね、ハイ。ま、今回は仕方ないということで!(何がだよ) では、また♪