二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボンゴレ一世と亡国の王女 ( No.3 )
日時: 2010/03/08 19:59
名前: 小石川葵 (ID: 8TaBVFdu)

     第一話

 重々しい空気が流れるボンゴレ邸の広い一室。
「まさか、レイアが狙われるなんてな…」
 ボンゴレファミリーというマフィア集団のボス、ジョットがつぶやく。
「リサのやつ…手段は選ばねぇってのは、こういうこ とだったのか…くそっ」
 Gが苛立たしそうに机を叩いた。
「マフィアが感情的になるなんて、命取りですよ。ま ったく、嵐の守護者は」
 スペードがその様子にくすくす笑うと、Gの怒りはさらに増す。
「てめぇ……!」
 険悪な二人の間に入るのは、雨月だ。
「まあまあ…落ち着きなされ」
「るせぇっ」
 ぷいっとそっぽをむくG。それを見てさらにスペードはおかしそうに笑う。
「それより…」
 声をあげたのは、ランポウだ。
「レイアさんは、どうなんですか?ボス」
「バカがいいこぶってんじゃねぇ!」
「ひ、ひどい…」
「レイアは」
 大きくはないが、響く声。ジョットだ。守護者たちもおとなしくなる。
「命に別条は無いそうだ」
 ほうっ…。辺りを走る、安堵の空気。…しかし。
「だが」 
 その一言で再び緊張が走る。
「死んでいなければいいというわけではない。俺たち マフィア同士の争いがレイア…関係の無い者をもま きこむのは、マフィアとして最悪だ」
 ジョットは、わかるだろ?と、ランポウを見て、軽く微笑んだ。うなずくランポウ。
「アラウデイも呼んでくれ。至急、会議を開く」
「彼が来るまで、2・3時間かかりますよ」
 スペードの言葉に、ジョットは少し考えるそぶりを見せると、
「その間に、ボンゴレ内に情報を横流してるやつがい ないか、洗いだしてくれ」
「承知でござる」
 一斉に動き出す守護者たちを見てから、ジョットは窓の外の空を見た。
(リサ…レイアにまで手を出すなんて…お前は一体、何を…)
 見上げた空は、曇っていた。
 
 あとがき 
   
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