二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN! 〜新たな仲間〜 ( No.4 )
日時: 2010/03/09 16:38
名前: クレイア (ID: CkThpPJM)

第一話 「将来お偉いさんになるんだから」


未来での死闘を終えツナ達が現代に帰って来てから数週間が立った。
帰って来てからすぐは、いろんな人から心配されたが、今は落ち着き、特に不自由もなく過ごしている。

「だぁーっ!ギリギリセーフ!」

大声を張り上げながらツナは教室に駆け込んだ。そして自分の席に着きゼェゼェと呼吸を整える。

「おはようございます10代目!」
「ははっギリギリだなツナ」

机に突っ伏しているツナに声をかける獄寺と山本。それとともに一人の女子生徒の声も重なる。

「本当だよ沢田君。その遅刻癖直さなきゃ」

腰に手を当て困ったように笑いながら言うのは美島香織。ツナ達のクラスの学級委員長である。

「あはは…ごめん美島さん」

あたまをかきながら謝るツナに対して、香織はまた言葉を続ける。

「も—…しっかりしないとね。特に沢田君は将来お偉いさんになるんだから」

ツナはまた笑って受け流そうとしたが、香織の”お偉いさん”という言葉がなんとなく引っかかった。

「”お偉いさん”?どういうことだ?」
「え? あ 」

獄寺が不審そうに言い返すと、香織は『しまった』というような顔をして口元を押さえた。そんな香織に3人は怪訝そうな目を向ける。

「な…何でもないの!気にしないで!あ、もう時間だ、じゃあね!」

香織はそう早口で告げると足早に席へと戻ってしまった。

『?』

3人はその後ろ姿をただただ茫然と見つめるだけだった。


     ● ● ● ● ● ●


「何だったんだろ…美島さん」

いまだにあの発言の謎が解けないまま、ツナは家へと帰っていた、はずなのだが。

「なんか家の前が物騒ー!?あれ、デジャヴ?」

家の前には、黒ずくめの人相の悪い男たちが集っていた。その中には、見知った顔もあった。

「よぉ!久しぶりだな、ツナ!」
「デ、ディーノさん!?」

さわやかな笑みを広げて手を振るディーノにツナはかけよった。

「なんでここに?」
「帰って来たって聞いたんでな。ったく心配したんだぜ?」
「はあ…とりあえずどうぞ」
「おう。邪魔するぜ」

ディーノを家に上げたツナは、今日会ったことをリボーンとディーノに話そうと、自分の部屋へと上がった。

「リボーン、い「何だ」…返事早いな…今日ちょっと気になることがあったんだけどさ」

ツナは今日の香織の発言について話した。ディーノがちょっと焦ったような笑みを浮かべていたのが気になったが。それに対しリボーンはにやりと不敵な笑みを浮かべ、こう言った。

「明日になったらきっとわかるぞ」



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フラグ立てすぎです。香織さん。
まあそれは置いといて(置くな)
クレイアの文才なんてこんなもんです☆(蹴